「何があったかは言いません」 見逃さないミス…小久保監督がしかめっ面だった理由

オリックス戦の指揮を執った小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
オリックス戦の指揮を執った小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

有原航平投手が12勝目…小久保監督も「よく粘りましたね」と評価

 ソフトバンクは13日、京セラドームでのオリックス戦に8-3で勝利し、4連勝を飾った。初回に栗原陵矢内野手が先制打を放つと、同点の3回には今宮健太内野手の適時打で勝ち越し。8回には打者一巡の猛攻で5点を奪った。先発の有原航平投手は7回2失点(自責1)の力投で、1か月ぶりの白星となる今季12勝目を挙げた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――有原投手がよく投げた。
「そうですね。あの回(8回の攻撃で)はあそこまで点が入って……。6点目が入らなかったら、いや5点目か。(それが)入らなかったら行ってもらうつもりだったんですけど。あそこで切りました。でもよく粘りましたね」

――7回のピンチも続投させた。
「今日は別に8回も行かせる予定だったので。今日はその予定でした」

――有原投手は8月に苦しんだが、また調子を上げてくれると頼もしい存在になる。
「あと残り数試合の登板ですかね。もちろん優勝争いですけど、個人的なタイトルも可能性はありますんでね」

――粋な兄弟対決の演出もあった。8回2死一、二塁では川瀬晃内野手を代打に送った。川瀬堅斗投手との兄弟対決となった。
「まあ、あの点差というか……。その話はしていたんで、(川瀬)晃に。ある程度、点差があればという話はしていたので。なかなかないチャンスだったので」

――前回は抑えられた相手先発の山下投手から3得点。
「そうですね。効率いいタイムリーが出たんでね。それで優位に進められましたね」

――流れがつかめたなと感じた得点は。
「今日? いや、今日はそれよりも、あんまり言えないんですけど、ちょこちょこミスもあったんで。この時期はミスが出ても勝てばいいんですけど。でも先のことまで考えると、初歩的なミスは防ぎたいなというところで。何があったかは言いません」

(竹村岳 / Gaku Takemura)