ソフトバンクの2軍は30日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦に8-3で勝利した。先発した前田純投手が5回を投げて3失点。2番手の古川侑利投手は3回を無失点と好投した。打線では同点で迎えた7回1死一、二塁で正木智也外野手が2試合連発となる2号3ランを放ち、逆転勝利を収めた。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――柳町選手も11試合連続安打。
「まあ、そういうバッターなんでね。彼はアベレージヒッターであって、ずっといい成績というか、それなりの成績を残せるバッターなので、今それが出てるというか、(調子の)波の少ない選手なので」
――柳町選手はスタメンで使う選手だということも言っていた。
「今のチーム状況から考えたら、ということになるんですけどね。2軍では当然スタメンで出て行きますし、1軍ではピンチヒッターであったり。ただ、中村晃がピンチヒッターになっているわけなので。チームによって、いろんなチーム事情というのはあるので、それは仕方がない。それを勝ち取る何かを、選手をやっている間は求めていくしかないので。そこは難しいし、大変なことなんですけど、それはみんな、彼だけが苦しんでいるわけではないので」
――野村勇選手の好守が光った。
「そうですね。最後のやつは本当にナイスプレーですけど、それまでのプレー、あれぐらいはこなせますからね。だからびっくりするわけでもない。でも、あれをこなせるから、彼はやっぱり1軍で必要とされるわけですよね。1軍で必要とされるためにはどうなのかっていう、彼にはあれがあるからなんですよね。打てなくても。あれで打てればレギュラーになる」
――野村勇選手は8回、バント失敗後にタイムリーを打った。
「ラッキーですよね。あれはあまり良くないですよ。そういうタイプの選手なので、1軍にいけばあそこでバントを決めないと大変なことになるし。ヒットを打ったところはね、自分の失敗を取り返すという意味では良かったですけど、でもやっぱりあそこはきちっとバントを決めるのが彼の役割だと思います」
――前田純投手の投球はどう評価した?
「コントロールよくボールを低めに投げていって抑えていくしかないというか、そういうピッチングを求めていくしかないと思う。悪くはなかったですよね。3点は取られましたけど、内容的には全然ダメなわけじゃなかったので、これを自信にして頑張っていってほしいなと思います」
――古川投手は久しぶりの登板。
「久しぶりですね。どんな状態なのか、ちょっと空きすぎていて僕らが見ていなかったので、ちょっと心配でしたけど。ボールはちょっと乱れていましたけど、それなりに経験で抑えてくれるというか」