周東佑京が「年取ったな」と感じる瞬間は… 28歳の誕生日に語った身体の変化

ソフトバンク・周東佑京【写真:小林靖】
ソフトバンク・周東佑京【写真:小林靖】

キャンプでは早寝で疲労を回復「9時には寝ています」

 ソフトバンクの周東佑京内野手が宮崎春季キャンプ第3クール初日となった10日、28歳の誕生日を迎えた。チームメート、関係者、ファンから祝福された周東は「もう28歳なんでそんなにめでたくないですよ」と言いながら、明るい表情を浮かべた。

 新選手会長のバースデーは華々しく祝福された。全体練習開始前の円陣では、チームスタッフから周東の誕生日であることが伝えられて拍手が起こった。さらに海野隆司捕手がグラウンドに響き渡る大声でバースデーソングを熱唱。土曜日ということでスタンドの大部分を埋め尽くしたファンからも手拍子が起こり、祝福ムードが漂った。

 1996年に群馬・太田市で生まれ、東農大二高、東農大オホーツクを経て、2018年にソフトバンクに入団。今季でプロ7年目を迎える。2019年のプレミア12、そして昨年のワールド・ベースボール・クラシックと、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として世界一にも貢献。いまや球界を代表するスピードスターとして知られるようになった。

 まだ若手のイメージもあるが、もう28歳になり、チームでは中堅の位置どころだ。まだまだ老け込むような年齢ではなく、これからもっとも選手として脂の乗ってくる時期。ただ、確実に“加齢”を感じる時もあるという。

「油モノを食べられなくなりましたね。甘いものもそんなに食べられないんで、それは年取ったな、と思いますね。2、3年前までは食べられていたんですけど」

 この春季キャンプは文字通り健康的な生活を送っている。練習での疲労を回復させるためにも早寝早起きを徹底。「僕めちゃくちゃ寝てるんです。夜の8時半くらいには部屋の電気を消して、9時には寝ています。起きるのは6時。9時6時で生活しています」。たっぷり睡眠を取り、疲労を少しでも軽減できるように努めている。

 新選手会長として迎える2024年シーズン。「選手会長で試合に出られないというのはないようにしたい」。まず、見据えているのは、レギュラーとして試合に出続けること。そのためにもキャンプ、オープン戦でしっかりと結果を残し、センターの位置をしっかりと掴み取りたいところだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)