鷹・又吉克樹が若手に苦言「整理整頓できていない」 2軍ロッカーの“惨状”

契約更改に臨んだソフトバンク・又吉克樹【写真:竹村岳】
契約更改に臨んだソフトバンク・又吉克樹【写真:竹村岳】

2022年に中日から国内FAで移籍…4年契約の2年目は32試合に登板、10ホールド

 ソフトバンクの又吉克樹投手が28日、PayPayドームで契約更改交渉に臨み、現状維持の1億5000万円(金額は推定)でサインした。2021年オフに国内FA権を行使して、中日から移籍。4年契約の2年目を終えた。「改めて便利屋で生きていくんだという覚悟が決まりました」と、自身の成績を振り返る。

 又吉は今季32試合に登板して2勝2敗、10ホールド、防御率2.25。開幕1軍に入ったものの、4月22日に登録抹消。7月25日に再登録され、以降は接戦を託されるようになり「“火消し”というのを数多くさせていただいた」と、後半戦には手応えを抱いている。小久保裕紀新監督を迎え入れる2024年。通算463試合登板の鉄腕の力が、来季も必要だ。

 会見では「2軍のロッカーの整理整頓ができていない」と若手選手にも苦言を呈した。「何年もやっている人はロッカーがきれい。僕が今まで見てきた方は皆さん丁寧でした。今で言ったら(きれいなのは)和田さんですよね。若い選手がカバンをドンって置いているのを見ると『そういうこともできないのか』と思ってしまう」と理由も語る。小久保監督は就任会見で「美しさが足りていない」と発言したが、又吉も心から同調していた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)