「鷹奉祭」で栗原陵矢が結婚を公表、お相手との“なれそめ”やプロポーズなど…
ソフトバンクは26日、PayPayドームでファン感謝祭「鷹奉祭」を行った。オープニングで発表されたのは、周東佑京内野手の選手会長就任。打診があった具体的な時期、前任の今宮健太内野手からかけられた言葉を明かした。また、栗原陵矢外野手はモデルの愛甲千笑美(あいこう・ちえみ)さんとの結婚を公表した。出会いのきっかけや、お相手の好きなところ、さらに今の自分の体の状態などを語った。2人のコメント全文を一問一答で掲載する。
・栗原陵矢外野手
――ファンフェスティバル、いかがですか?
「ファンの方に楽しんでいただけたらなって思います」
――オープニングで甲斐野央投手が歌っていましたが、どんな心境で見ていましたか?
「すごい、元気があっていいなって思って見ていました」
――栗原選手も何かするんですか?
「いや、やらないんじゃないですか? 審査員みたいなものをするらしいです」
――尾形崇斗投手も開会宣言で盛り上げていた。
「すごいですね。今日聞かされたと思うんですけど、ああいうことができるのはすごいと思います」
――制服を着た感じはどうですか?
「高校がブレザーだったので、すごく懐かしい感じはしました。こんな感じで着ていたなって」
――今日、一番楽しみなことは。
「いろんなイベントがあると思うので、観客席から見たいと思います」
――どんな1日をしたい?
「今日だけ、この時間だけでもちょっと若返って、楽しみたいと思います」
(球団広報より「栗原選手からご報告があります」と振られて)
「私ごとですが、結婚をすることになりました」
「お相手はモデルをやっている愛甲千笑美さんという方と、結婚させていただきました」
――お相手のどのようなところに魅力を感じましたか?
「とにかくやっぱり優しいところと、すごく愛情深いところ。色んなことをストレートに伝えてくれるところもそうですし、僕の野球のために対して、食事のサポートであったり、気持ち的な部分でのサポートをすごく一生懸命してくれる方なので、そういうところに惹かれました」
――これから2人でどのような結婚生活を歩んでいきたいですか?
「お互い結婚してから変わることなく、今まで通り2人でいろんなことを乗り越えていきながら、支え合いながらやっていけたらなと思います」
――出会いのきっかけは?
「出会いのきっかけは食事ですね」
――友人を介して?
「そうです。はい」
――今年リハビリ期間もあったと思いますが、その間に支えてくれる存在がいたことは、支えになりましたか?
「正直、途中で離脱したのもそうですし、リハビリがうまくいかなかった時期も、近くで支えてくれたっていうのはすごい大きなことでした。自分の中でも前向きに考えれたので、感謝しています」
――今、指輪はしているんですか?
「指輪はロッカーです」
――プロポーズは?
「東京ですね」
――ホテルとかで?
「いや、海ですね」
――どんな言葉で伝えられましたか?
「自分の気持ちと、自分の野球もそうですし、向こうもそうですけど、色んなことがあると思うけど、2人で頑張ってやっていこうねということを伝えて、結婚してくださいと言いました」
――お付き合いはいつからされてたんですか?
「短いですよ。半年ぐらいじゃないですかね」
――今年のしんどい時期も支えてくれた。
「きつい時期に一緒にいられて良かったと思います」
――入籍はすでに? 何月のご予定で?
「11月です」
――最近したばかりなんですね。
「そうですね。最近ですね」
――何か月か、一緒に暮らしてたんですか?
「今暮らしてますし、いつからやろ……2か月前ぐらいじゃないですかね」
――お気に入りの料理などはありますか?
「すごく僕のお母さんに連絡を取って、僕の好きな料理とか昔よく食べてたやつとかを聞いてくれながら、作ってくれたりしてくれますし、美味しいです」
――特にこれ、というお気に入りは?
「何やろ、何言ったら怒られないんですか、これ(笑)」
「難しいな……。なんでかわかんないんですけど僕、ペッパーランチが好きらしくて(笑)。それを一緒に作ったやつとか、すごく美味しかったです」
「あ、カレーにします。すみません、変えます。初めて一緒に作った料理がカレー。そこからちょくちょく作ってくれます」
――栗原家の味に似ている?
「似ていますね、カレーの感じと」
――新婚ホヤホヤかもしれないが、想像していたような結婚生活ですか?
「あんまり変わらないですけどね、付き合っていた時と。今は(相手が)福岡に来て、友達もいないですし、新しいところに来てもらっているので、できるだけ寄り添っていければと思っています。そんなに変わりはないです」
――より来季への思いは強くなったか?
「そうですね。やっぱり野球をしっかり頑張らないといけないですし、より一層、来年やらないといけないなと思います」
――周東選手が選手会長になったことについて。
「選手会長は佑京さんですけど、色んなことを2人で話し合いながら、チームがよくなっていくように考えながらやっていきたいと思います」
――右手の怪我の状態は?
「ある程度やりながらじゃないと難しいのかなと最近は思ってきていますし、マシンもちょっと打ち始めていて。全部痛みが取れるのはなかなかないと思うので、痛いながらも今はやりながら慣れていくしかないと思っています」
――手首は打撃において大事な箇所。
「そうですね、投げる方でもありますし、色んなことに繊細になりますけど、治ってくれると信じてやっていきます」
――2月1日に照準を合わせて調整しているのか
「2月1日にしっかり万全な状態でとは思っていますし、でもやっぱり怪我するとできることも限られてきちゃうのもあるんで、しっかりと練習量とかを確保しながら調整します」
――1年間を終えて、ファンフェスティバルを迎えた。
「これだけ近くで、接することができるのも1年間でなかなかないこと。感謝を込めながら、楽しくできたらと思っています」
――どんなことで交流をしているんですか?
「キャッチボールと、写真撮影と、中でトークショーもちょっとしたり、です」
――かけられて嬉しい言葉はありましたか?
「子どもの子がね、会って嬉しくて泣いてくれたり(笑)。そういう子たちのためにも頑張ろうと思いましたし、これだけ応援してくれる方々がいるというのも、(改めて)思いました」
――ファンの方々も、近くで選手を見て「大きい」とリアクションするようなシーンもありました。
「意外と大きいなって言われましたけど、嬉しいですね」
――来季から選手会長となる。
「選手会長になったのもありますし、年齢も上がってきている。より責任感を持って、1年間やらないといけない。そうできるように、技術の方もどんどん上げていかないといけない。1年間を通して活躍できるように、やっていかないといけないなとは感じます」
――ファンの方々と交流をすることで、よりその思いも強くなる。
「すれ違う時に『選手会長頑張ってください』っていう声もすごくいただきましたし、より頑張りたいなと思います」
――選手会長のイメージは。
「いや、そんなに。肩肘張らずに、でも責任感を持ってやらなくちゃいけないというのはすごく感じます」
――どんな経緯かというのはご存知ですか?
「どんな経緯なんですかね? 健太(今宮内野手)さんとかいろんな人に相談したと言っていましたけど。『頼むぞ』っていうのは言われましたので。『わかりました』と、それくらいです」
――日本代表も経験しているだけに、そんな経験も生きるのでは。
「そんな上に立つことも(これまでに)なかったですし。あんまり意識しないで。意識しないというのもおかしいですけど、やれることをやろうかなと思います」
――理想の“選手会長像”なんかはありますか。
「特にないです。今宮さんを見ても、その前の晃(中村晃外野手)さんを見てもそうですけど、人それぞれ色があると思う。選手会長だから、やるというわけでもない。選手会長“だから”じゃなくて、ですね。やることに関しては。年も上がってきて、経験をすることもすごくある中で、下も増えてきたので。そういう責任感を持たなくちゃいけない。選手会長だから、じゃなくて。チームの立ち位置としても、選手としても、色々と責任感を持たないといけない」
――今季は自覚を抱いてプレーをしてきた。リーダーシップを心がけてきたとも思うが、肩書きがついてくることになった。
「より、見られることが多くなると思います。そういうのも感じながら、ホークスの選手会長として恥ずかしくないことをしたいと思います」
――打診があったタイミングは。
「いつだろう……。誰にしようかという話はずっとしていたので。僕も健太さんにいろいろと言いながらですけど。試合、CSが終わってちょっとして、落ち着いて、秋季練習に入ったくらいです」
――栗原選手が結婚を公表しましたが、既婚者の先輩としてアドバイスなんかはありますか?
「アドバイスですか? 特にないです。自分のなりたい家庭像は人それぞれあると思うので、頑張っていけばいいんじゃないかなと思います」
(竹村岳 / Gaku Takemura)