振り下ろしたバットに滲んだ周東佑京の悔しさ 和田毅の姿に「このままじゃダメだ」

  • 記者:竹村岳
    2023.09.20
  • 1軍
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】

2回には先発の和田毅が2失点 ベンチでグラブを投げつけたシーンに周東は…

 選手は必死に戦っている。それが伝わってくる象徴的なシーンだった。17日に行われた日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)。体調不良者が続出し、今宮健太内野手や中村晃外野手らが特例2023で登録抹消となる苦しいチーム状況の中で、気持ちを前面に出して引っ張ろうとしていたのが周東佑京内野手だった。

 17日のカード2戦目で周東は「1番・二塁」で出場。1-6で試合には敗れたが、目を引いたのが7回の打席だった。5点を追う中で1死一塁で打席に立ち、長谷川の前に3球三振。すると、バットを振り上げて、思い切り地面に叩きつけて悔しさを露わにした。目線を上げずにベンチまで歩いて戻ると、そのままベンチ裏へと消えていった。

 これまで、三振に終わった瞬間にバットを振り上げることはあっても、振り下ろすことはなかった。打てば塁上で喜び、ガッツポーズをすることもしばしば。どちらかと言えば、表情から感情が伝わってくる選手のはずだが、こんなにも悔しさと怒りを表現したことは珍しかった。どんな思いが溢れたのか。

(竹村岳 / Gaku Takemura)