1軍首脳陣に突きつけられた「球威がない」 又吉克樹の“ジレンマ”と復調への道筋

  • 記者:福谷佑介
    2023.07.08
  • 1軍
ソフトバンク・又吉克樹【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・又吉克樹【写真:福谷佑介】

8日のオリックス戦で最速148キロをマークし小久保2軍監督も1軍へGOサイン

 復活への階段を登っている。ソフトバンクの又吉克樹投手が1軍復帰に向けて状態を上げてきた。8日、和歌山・紀三井寺球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス戦で3点リードの9回に登板。最速148キロをマークした真っ直ぐの威力は十分で、これで連続無失点は5試合に伸びた。

 小久保裕紀2軍監督の地元・和歌山ということで、勝利に徹した一戦。9回のマウンドを任されたのが又吉だった。先頭の代打・石岡にいきなり左前安打を浴びたものの、そこからが圧巻だった。代打・佐野如、続く代打・平野大を連続三振に仕留めると、最後は園部をこの日最速タイの148キロで中飛に打ち取り、危なげなく試合を締めくくった。

「(内容は)いいんじゃないですかね。ファウルも取れるし、勢いで空振りを取ることもできている。真っ直ぐが走っている分、変化球の抜け球みたいなのでも振ってくれるので、そこの出力がもっと出てくれば、もっといいのかなと思います」と試合後に納得の表情を浮かべていた又吉。小久保2軍監督も「上の首脳陣がどういうふうに見てくれているか」と1軍昇格へのGOサインを出した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)