スチュワートの「全てを狂わせた」…“くすぶった”要因は本人の性格と首脳陣の思惑

  • 記者:竹村岳
    2023.07.03
  • 1軍
ソフトバンクのカーター・スチュワート・ジュニア【写真:竹村岳】
ソフトバンクのカーター・スチュワート・ジュニア【写真:竹村岳】

2試合に登板して防御率0.00…入団時から知る斎藤学投手コーチが回想する

 才能がついに花開こうとしている。ソフトバンクのカーター・スチュワート・ジュニア投手が6月28日の楽天戦(PayPayドーム)で先発登板を果たし、6回1失点と好投した。白星こそつかなかったが「調子は良かったし、いい投球ができたと思う」と振り返る。チームが接戦を制することができたのも、スチュワートの十分すぎるほど内容のある投球のおかげだった。

 2018年の米ドラフトで、ブレーブスから1巡目(全体8位)で指名された。その後の身体検査で右手首に異常が見つかったことで入団合意には至らず、2019年5月にホークスと6年契約を結んで入団した。日本球界ではヤクルトの村上や、日本ハムの清宮と“同級生”にあたる。ただ5年目の今季を迎えるまで、1軍では2021年の11試合登板が全てと、なかなか戦力にはなれずにいた。

 今季は2試合に先発して11回1/3を投げ、いまだ無失点。最速160キロを誇るなど、ポテンシャルは誰もが認めるところだ。5年目までくすぶっていた理由は、どんなものなのか。スチュワートが入団した2019年、ファームでリハビリ担当コーチだった斎藤学投手コーチは「十分通用する力を持っていた」としつつ、当時を回想する。

(竹村岳 / Gaku Takemura)