逆転3ランを呼んだ“64日ぶりの四球” 長谷川勇也コーチが認める牧原大成の“長所”

  • 記者:竹村岳
    2023.06.30
  • 1軍
ソフトバンク・牧原大成(左)【写真:竹村岳】
ソフトバンク・牧原大成(左)【写真:竹村岳】

長谷川勇也打撃コーチが語る牧原大成の長所…4月26日の楽天戦以来の四球

 貫いてきたスタイルが逆転劇に繋がった。ソフトバンクは29日の楽天戦(PayPayドーム)で3-2と逆転勝ちを収めた。2点を追いかける8回無死一、二塁で近藤健介外野手が右翼席に逆転3ラン。「最高の結果になりましたけど、つなぐ意識も持ちながら、あのボールも空振りしてもいいという気持ちで振りました」と近藤が振り返る一発を導いたのは、牧原大成内野手が選んだ四球があった。

 相手先発の岸の前に7回無失点。序盤にチャンスは作ったが、中盤以降は打ちあぐねた。楽天が継投に入った8回にようやく好機が巡ってきた。先頭の中村晃外野手が左前打。続く牧原大は四球で繋いだ。打った瞬間にスタンドインを確信する11号3ランを放った近藤は「繋いでもらっていましたし、割り切って振りました。ゲッツーだけは嫌だと思ったので、当てにいくことだけはないように」と2人に感謝した。

 逆転弾の直前、牧原大が選んだのはストレートの四球だった。3ボールからはバットを寝かせ、投球は明らかなボール。一塁に歩きながら、ランナーコーチの松山秀明内野守備走塁コーチに3本指を立てていた。実はこれが、今季3つ目の四球。4月26日の楽天戦(同)以来、64日ぶり、6月に入って初めて四球だった。試合前の時点で打率.303に対して出塁率は.322。まさに積極性が表れている数字だ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)