ソフトバンクは2日、本拠地PayPayドームでオリックス戦を戦う。試合前に取材に応じた藤本博史監督は、柳町達外野手が3安打1打点、野村大樹内野手が2安打3打点と活躍したウエスタン・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)に言及。また、先発ローテーションを「引っ張ってくれないと」と、ある投手に奮起を求めた。この日のコメント全文は以下の通り。
――柳町達外野手が3安打。
「柳町、打っているけど、今日の宮城から4打数3三振(昨季)なんですよ。そういうのも全部見ているから。当然、今状態いいから使いたいのは使いたいです。いろいろと事情があるんですよ」
――今日は先発ではない。
「そうです。使え、使えというけど、相性があるので」
――相性で言えば、リチャード選手は宮城投手と6打数4安打2本塁打。
「打っているのはリチャード、今宮、三森やからね。相性だけでやるわけでもないので、今の状態も考えないといけない。色々と難しいですね。あまりペラペラ喋ったら、喋りすぎって言われるので質問だけに答えます」
――野村大樹選手も2安打3打点。昇格の時期を見極めている。
「まだ2軍に今日合流したばかりやからね。今日合流して、満塁でタイムリーを打って、ですか? それだけではそんなんできないよね」
――右打者が出てきてほしいと話していた。
「右はいっぱい来ているじゃないですか。今は余ってきているじゃないですか。増田もちょっと調子が落ちてきている。でも使えるとわかったので、いいんじゃないですか」
――周東佑京内野手の状態は。
「だいぶ良くなっているみたいですよ。今日は、野手が17人いるから、1人(ベンチから)外さないといけない。誰を外すか決めないといけないので、周東の足しだいですね」
――相手先発の宮城投手は。
「(攻略は)難しいですね。いい投手ですから。球種で待つのか、真っ直ぐを弾き返すのか、個人個人でミーティングしている。そういうミーティング通りくるかもわからないですけど。前回よくなくて、その前はよかったですからね。どういうピッチングをしてくるのか、人間ですからわからない。しっかりとイニングの先頭はなんとか塁に出る。得点圏なら積極的に自分を信じていくってことだけでいいんじゃないですか」
――このカードは宮城投手を含めて左投手が2人くる。
「それはそれで考えていくだけですね」
――先発の大関友久投手は勝ち星から遠ざかっている。
「みんな遠ざかっているじゃないですか。開幕からみんな、ある程度緊張して入ってきているので、疲れている部分もあると思います。先発投手の役割を果たしてくれたら。とりあえずは投打の噛み合わせが一番大事になってきますね」
――大関投手と藤井皓哉投手はまだ先発の経験が浅い。
「一番は東浜と石川が引っ張ってくれないと。大関は去年、藤井は今年から先発ですからね。石川と東浜がローテーションの柱として引っ張ってもらわないと、週の勝ち越しが難しくなってくると思う。その辺はまだ始まって、22試合かな。まだ試合はありますけど、余裕こいていられないですね」
――栗原陵矢選手の打撃に関してはどう見ていますか。
「疲れているんじゃないですか。今日はDHに入れています」