ソフトバンクは19日、敵地ベルーナドームで行われた西武戦に2-3で競り負け、2連敗となった。先発の東浜巨投手は初回、4回と2本の本塁打を浴びて3失点。特に4回は同点に追いついた直後の被弾だっただけに、藤本博史監督も「ローテピッチャーとしたらもうちょっと……」と苦言を呈していた。試合後の指揮官のコメント全文は以下の通り。
――2試合で失点は全てホームラン。
「ちょっとホームラン打たれすぎよね。やっぱりホームランで流れが変わるからね。うちもチャンスあったけど、増田はよく打ったと思うよ」
――東浜投手のボールは。
「高いね、ボールがね。高いからホームラン出るんだと思いますよ。最後のはシンカーだったと思うけど、打たれたシンカーはそんなに高くなかったけど、全体的に危ない球があったかな。若林のセンターへのホームランもカットが高めにいってるしね。高めの球は打球が上がるんでね。そういうところをもう少し、キャンプからちょっと全体的に高かったんでね。状態的には良くなってきてるんだけど、高い中でも、同点になった次のイニング、そこだけをしっかり投げるってね。これは(東浜)巨だけじゃなくて、ローテーションピッチャーみんなそうだと思うけど、それが野手と投手の信頼関係になっていくんじゃないかなと思います」
――増田選手は見事な活躍。
「状態いいってここに来て、自分のバッティングできてますよね。1人で2打点だからね」
――アピールしてほしいと。
「去年もスタメンで行った時、ホームラン打ってるしね。これを続けてくれたら、それこそレギュラーになっていくんじゃないですか」
――2アウトからのランナーが多かった。
「それは今日たまたま、2アウトから点取って、その前も2アウトから取れるってなっていたけど、一昨日かその前の試合は先頭打者が6イニングくらい出ていたんじゃないか。そこはあんまり分からないよね。バッターもアウトになろうと思ってなっているわけじゃないんだから、当然、先頭バッターが出塁したら、得点になりやすいというのはあるけど、その辺は当然わかってるはずだから」
――ちょっと周東選手の状態が良くない。
「ちょっと悪いね。今日も最後、ちょっと上林行こうかなと思ったけど、去年2打数2安打っていう数字が出ていたからね。相性がいいんかなと思って(そのまま)行ったけど。周東はホームランはいらないんだから、塁に出ることを考えてもらった方が、あんなに振り回す必要はないよね」
――中継ぎ陣は安定していた。
「西武の後ろを考えたら、2点差だったらチャンスあるなと思って勝ちゲームのピッチャーみんなつぎ込んだけどね。あと1点足りなかったね」
――隅田投手を捉えられなかった。
「もう1本が出なかった。やっぱりいい球投げていますよ。今までずっと負けてたっていうけど、ウチも去年も2試合やって、2試合勝ってるんかな。それでもなかなか攻略したっていうより、そんなに点を取れているようなイメージはないからね。いいピッチャーだと思いますよ」