――14日の熊本までは選手を見ていく。
「一昨日、悪かった有原、ガンケルももう1回チャンスは当然あるだろうし、そこでいいピッチングしてくれたらまだわからなくなってくるし、今は本当に競争してる中で3人、4人ぐらいまではほぼハマってるのかなというところで、あとは5番目、6番目というところ、この間で和田も有力な候補に。この間いいピッチングしたし、次回いいピッチングしたら当然ハマってくるだろうし、あとは6番目になってくる。6番目はいい選手が投げるということで、6番目というのも、これが1年間の6番目じゃないからね。1か月間の6番目っていうところで、その辺を競争してもらって、まず1か月は8人から9人でうまく回れるようにして、2か月目から固定できたらいいなと」
――あと1回ずつ投げて先発を固める、と。
「最初の6試合が決まるという形で。当然、大関も開幕投手だからといって安心はできないと思うんですよね。悪かったら当然またローテーションはどんどん変わるんでね。1年間、とりあえずこのメンバーで戦おうという、怪我人も出た場合はそこにプラスアルファ、2軍で調整する若いピッチャーもいるし、というところを考えてやろうかなというところですね」
――現状は第2先発みたいな枠は作らない。
「第2先発も作ると思いますよ。AくんにはBくん、CくんにはDくんぐらいの、2つのポジション的なところは付ける可能性はあります」
――野手の絞り込みに入るのはどれくらいの段階で。
「(14~16日の)巨人戦くらいまでですかね。巨人戦の3つまでは、とりあえずは、満遍なくはできないですけど、打席数を考えて交代すると思いますけど、DeNA戦ぐらいからある程度のメンバーで絞って、スターティングメンバー出てくる人たちがレギュラー争いしているのかなというところで考えてもらっていいのかなと思います。川瀬とかはある程度分かっているんで、もうこれは守備で絶対に後ろで使えるってのも分かっているんで、そういう選手は別にして、スターティングメンバーで出てくるようなメンバーをある程度、人数絞っていこうかなとは思っています。もうそうなったときは、やっぱりスターティングメンバーが3打席、あるいは4打席、後から出る人は1打席しかないということで、その中で前も言ったように状態の悪い人は2軍戦に行ってもらって、状態が良かったら、またこっちへ引き上げるとかそういう形をとっていこうかなと思っています」
――侍ジャパンでは近藤選手が2番で活躍。
「近藤は2番を打とうが、3番を打とうが、ああいう打撃ができるんでね。大谷の前を打てば出塁率も高いし、フォアボールも取れるし、いいところで打てるし、本当に頼もしいですよね」
――ホークスでの打順の考え方にも影響は出ますか。
「近藤を4番とか考えてないんでね。今、柳田が悪いと言っても、当然これだけ実績ある選手で、開幕まで状態を上げてくれるだろうし、そこはあまり心配してないんですけど、ただ実績のない人ですよね。外国人もそう。日本での実績は全くないわけですから、そこも見せてくれないとね、なかなか使いづらいというところがあるんでね。前回、三森とか(2軍に)行きましたけど、例えばアストゥディーヨは今の状態の結果だったら、2軍の方でちょっと試合に出てもらって、結果よかったらこっちに引き上げるとか。オープン戦の最終にね。何試合か行ってもらって、打席を10から15ぐらいあげて、状態上がったらこっちに来るというのもありかなとは考えてます。決定じゃないですけどね」
――ホーキンスが目立っている。
「いま打たなかったら、どんどん打席減ってくるんでね。打っているヤツはやっぱり全面的に頭から使っていってるんで、その辺考えたら今の状態だったら打席が減るばっかりなんでね。外国人だからといって枠を空けているわけじゃないし、別に5人入れるわけでもないし、4人でも3人でもいいわけだから。いい者を開幕の枠に入れて行こうと思っているんで。そこは外国人も競争だと思うんですね。ホーキンスなんかは1打席1打席集中して『俺は絶対開幕1軍の枠に入るんだ』ぐらいの気持ちでやってくれてますよね。そういうのが必要かなとは思いますよね」
――アストゥディーヨは何でもかんでも振りすぎ?
「結果出したいのか、三振しないというのは、ああいう初球から打ってポコンと打ち上げるから三振しないのか……。ただ2ストライクからもちゃんとバッティングできるんでね。結果出してもらわないと、助っ人として呼んでるんですけど、結果出なかったらこれは開幕にいないでしょうし、今は本当に調子悪いから打席はどんどんどんどん減っていきますよね」
――万能でどこでも守れる。
「やっぱり守れるって言ってもやっぱり守備的にはガルビスのが方が上手でしょうし、横も動けるでしょうし、それより川瀬の方が上手でしょうし、そうやって考えたらやっぱり打ってもらわなくちゃ困るんですよね、外国人の選手は」