大関友久が2軍戦登板で掴んだ収穫と課題 明るい表情にうかがえる順調な調整ぶり
春季教育リーグの広島戦で先発し、5回3安打1失点と好投
ソフトバンクの大関友久投手が10日、山口・由宇球場で行われた春季教育リーグの広島戦に先発し、5回3安打7奪三振1失点と好投した。開幕投手に決まっている左腕は手応えを実感する調整登板に、笑顔を浮かべながら「しっかり球数を投げたかったですし、良かったと思います」と振り返った。
開幕のロッテ戦と同じ金曜日に試合がなかったため、2軍戦での調整登板となった。初回を3者凡退に封じると、4回まで1安打と安定した投球を披露した。5回に宇草に適時打を浴びて1点を失ったものの、失点はこれだけ。7つの三振を奪い、最速は148キロをマークした。
開幕までこの日を合わせて調整登板はあと3試合。5回75球をメドにマウンドに上がり「その辺は予定通りいけました」と納得の表情だ。「今日はもう左も右もインコースを多めに使う、ストレートの半分くらいはインコースに行くつもりで、だからちょっと無理してインコース使った部分があった」と意図的に打者のインコースを突くようにし「良かった部分と課題として出た部分があったんで良かった」と得るものも大きかった。
(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)