ソフトバンクは8日、ヤクルトとのオープン戦(PayPayドーム)を戦う。試合前に藤本博史監督が取材に応じ、オープン戦でヒットの出ていない柳田悠岐外野手からの要望について明かした。指揮官のコメント全文は以下の通り。
――左太もも裏の張りがあった和田毅投手もリリーフで登板する。
「丸々1クール、抜けていただけなので。肩とかじゃないから、キャッチボールはできていたので、早く戻ってこられたところがありますね。和田にしてもオープン戦で何回か投げるでしょうから、しっかりやってくれたら」
――和田といえど、競争の中にいる。
「和田の場合はある程度、実績があるから。1年間フルにというよりも何回か投げたら、去年も(間隔を)空けたりしているので。本人は今年はできるだけイニングを伸ばすことを意識して取り組んでくれている。このオープン戦でも結果を出してくれるんじゃないですか」
――順調にいけば開幕ローテーションの6人に入る。
「わかりません。そこはまだ全然わかりません」
――11日、12日の西武とのオープン戦ではメンバーを絞っていく。
「いや、東京遠征はみんな行きますよ」
――投手陣が少ない失点で結果を残している。
「ここ2試合はいい形で投げてくれていますから。先発が代わったら後半は若い子がいっぱい出てくるので、そこを抑えたからといって、まだまだわからない。中盤(3月)くらいでいいメンバーが揃ってから、そこでしっかりとやってくれればわかりやすいと思います」
――四球も少しずつ減ってきた。
「和巳(斉藤和巳投手コーチ)効果が出ているんじゃないですか」
――春季教育リーグの中日戦で森唯斗投手が登板した。
「まだまだ、出力というか球の速さも出てくると思う。今日も見ていたけど、4軍で1回投げて、今日投げて、もうちょっとしたら出力が出てくるんじゃないですか」
――継続して先発での調整となる。
「当然、先発で。本人もそれが希望なので、やらせてあげたいと思います」
――開幕前に1軍で見たい。
「出力が上がったらオープン戦でも呼んでみたいと思います。現時点ではもう少しかかると思いますけど」
――先発と中継ぎの中で、アピールできている選手は。
「みんなじゃないですか。絞るのが難しくなってくるよね。打つ方でも100番台の川村くん(川村友斗外野手)が3打席しかないけど、内容はすごくいいし。もうちょっと引っ張ろう(1軍帯同)かなというのがありますね」
――柳田悠岐外野手の状態は。
「上がってくるでしょう。本人からも、キレを出すために今日から守らせてほしいと。ある程度、DHで考えていたけど、ここ2試合、今日と明日は守るんじゃないですか」
――外国人選手の争いはギリギリまで見る。
「外国人だからって絶対に入れるわけじゃないからね。これは一応、日本の選手も競争しているので、その選手よりも下と思ったら2軍の方にいってもらう。外国人が5人枠があるけど、4人でもいいですからね。絶対に5人入れないといけないわけじゃないですから。絶対に5人は入ると思われたら困りますね」
――最大の人数を1軍に入れない可能性も。
「可能性はゼロではないですよね。頑張っている選手が、外国人も頑張っていますけど、そこは成績、結果ですから。内容が悪かったら4人になるかもわからないし。投手が3人になるかもしれない。そこはわからない」