長谷川コーチだから言える「もっとやれることある」…競争掲げた中で選手に感じたこと
宮崎の全日程が終了…対外試合は1勝4敗で藤本監督「もうちょっといいところを」
ソフトバンクは2日、宮崎市の生目の杜運動公園で行われていた春季キャンプの全日程を終えた。この日の「球春みやざきベースボールゲームズ」西武戦は1-3で敗戦。1か月超に及んだ宮崎での日々に、長谷川勇也1軍打撃コーチは「もっとやれることはあるんじゃないかなと思っています」と感想を話した。
侍ジャパンと2試合、ロッテと2試合、そしてこの日の西武戦と宮崎での対外試合は1勝4敗に終わった。当然、結果が全てという時期ではない。それでも、藤本監督は「この3試合はとりあえずほぼノーサインでやって、もうちょっと見せてくれるかなっていうところはあったんですけど、なかなかいいものが見られなかったかな」と、どこか物足りなさげな表情だった。この日2安打を放ったのは栗原陵矢外野手のみ。特に野手からのアピール不足感は否めなかった。
同調したのが長谷川コーチだ。今春のキャンプでは競争をテーマに掲げ、選手の気持ちを引き上げようとしてきた。「もっと、もっとやれることはあるんじゃないかなと思っています。選手はもっとできると思うので」と言葉を選びながら、選手同士の雰囲気を説明した。練習への姿勢なのか、練習の量なのか、考え方なのか、具体的には明かさなかったが、選手たちを見ていて思うことがあったのは確かなようだ。
(竹村岳 / Gaku Takemura)