キャンプMVPは2年目の正木智也 藤本監督が絶賛「期待特大」「一番成長した」

ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】

「オープン戦を経験させたら今年1年、面白い存在じゃないかなとは思っています」

 ソフトバンクは27日、宮崎春季キャンプ最終日を迎え、藤本博史監督が27日間に及んだキャンプを総括した。MVPには正木智也外野手の名前を挙げ「一番成長したんじゃないかなと思います。期待特大ですね」と絶賛した。

 今季がプロ2年目の正木は右の大砲候補として期待される存在。キャンプ序盤から秋季キャンプ、オフの間に取り組んできた長打力アップの成果を見せ、練習から力強さを示していた。25日、26日に行われた侍ジャパンの壮行試合でも宮城大弥投手、山本由伸投手といったオリックスの代表選手から安打を放って結果を残した。

 左翼、右翼、一塁のレギュラー候補としてこのキャンプ中に急浮上しており、藤本監督も「去年と全然、力強さが変わってるし、土台がしっかりしたというか、これでちょっとオープン戦を経験させたら今年1年、面白い存在じゃないかなとは思っています」と大きな期待を寄せた。

 チームはキャンプ打ち上げ後も宮崎に残り、28日からは「球春みやざきベースボールゲームズ」を3試合戦い、3月4日からはオープン戦に臨む。指揮官は「当然、良いものを見せてくれている選手は優先的に使いますよね。正木とか三森、栗原とかこの辺はメインに使っていきます」と、チャンスを多く与えることも示唆していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)