ソフトバンクの宮崎春季キャンプは25日、最終クール初日を迎え、この日はひなたサンマリンスタジアム宮崎で野球日本代表「侍ジャパン」と「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」を戦った。開幕投手に決まっている先発の大関友久投手は3回無失点と結果を残したものの、2番手の椎野新投手が4四球を与えて5失点を喫するなど、投手陣全体で9四球8失点を喫し、4-8で敗れた。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。
――大関投手は。
「大関の場合は真っ直ぐでどれだけ通用するかっていうのを試していっている。もう初球のボールとか、バッター有利のカウントになるケースが多かったから、その辺修正すればいいんじゃないですか。球はしっかりと強い球がいっているんで。要所要所も抑えているし。大体得点されるっていうのは、フォアボールあるいはエラー、そういうところから得点されるんで。そこはしっかりと反省して明日、投げるピッチャーはしっかり投げてもらいたいですね」
――エラーという部分でも4失策。
「ここのグラウンドは天然芝と土で、すごいイレギュラーするんですよ。向こうの白井さん(ヘッドコーチ)も言っていたけど。そこに目をつぶっても、ちょっと多すぎるかな。送球エラーは天然芝も土も関係ないんで、三森にしても栗原にしても、そのあたりはしっかり練習から、キャッチボールから真剣にやっていかないといけないかなと思いますね」
――栗原選手はサードを始めたばかり。
「まあ、いい経験。エラーしないと経験できないから、どんどんどんどんミスやっていいんじゃないですか、この時期は。ただ思い切ったミスですね。消極的なミスはして欲しくないんで、思い切ったミスだったらなんぼやってもいいんで、それでシーズンで修正できるじゃないですか。まだシーズンまで時間あるからですね。だから、できるだけサードを守らせる予定なんで」
――その中で目を引いた選手は。
「柳町がいいところで打ってくれましたよね。あと牧原(大)がチャンスで打ったし、あとは向こうのエラー絡みで得点になってるだけなんでね。なかなか代表チームの投手相手に、各チームのエース級ばっかりなんで、そう簡単には打てないと思うけどね。宮城からある程度フォアボールを選んだり、一番パ・リーグの中の倒さなくちゃいけないチームなんでね、宮城からフォアボールを選んで、打てたっていうのは良かったんじゃないかなと思います」
――牧原大選手の1番は?
「ありますよ。三森の出塁率が上がらなかったら、またああいうバントミスもあったけど、あの場面で三森はレギュラーになれば、9番か1番に入るんだから、ああいう終盤でのノーアウト一、二塁っていったら、2点差だったら二、三塁に絶対にしたいんでね。ゲッツーがないと言っても、一、三塁じゃどうしようもないんでね。ああいう場面のバントはしっかり決めてもらわないと、その辺もバッテリーコーチにしっかりとお願いしておきました」
――佐々木朗希投手はどうでしたか。
「いいですね。何とかしないといけないですね。球が強いし、フォークボールも良く落ちているしね。この時期は特にバッターはまだ慣れてないから、余計に速く見えるんじゃないですか。みんな『びっくりするぐらいの速さ』って言っていたんでね。早くそういう球に慣れないとね。びっくりしてて打てなかったら困るんでね」
――競争という中で牧原大選手のように実績ある選手が目立った。
「正木も良いタイムリー打ったし、タイブレークでああいうフライでランナー進められているんでね。右方向に思い切ってヒット狙いにいけという形で行ったら、ああいう形でできてるんでね。正木なんかはああいう場面でバントさせなくてもいいのかなと思ってくるし、そういうのをオープン戦とか対外試合で見せてくれないと、こういう場面で打てないのかなと思うと、やっぱりバントのサインを出してしまうから。順番どうでもよかったからそのまま行こうという形で正木からいったんで、どんな感じやってくれるのかなと思ったら、ああいう形で右方向を狙ってセンターフライっていう形でランナーを進められたんですけど、ああいう形ができるんやったら、そういう形でシーズンでも使えるかな、とね」
――近藤選手は順調そう。
「近藤くんは順調ですね。一番うちのチームで目立ってました」