ソフトバンクは23日、春季キャンプ第5クール3日目を迎えた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表と練習試合を行い、5-2で勝利した。昨季までソフトバンクに在籍したキューバ代表のジュリスベル・グラシアル内野手は代打で登場し、9回2死二塁で空振り三振。試合後に取材に応じ、ホークスやWBCへの思いを語った。一問一答は以下の通り。
――又吉克樹投手に三振に終わった。
「もちろん又吉投手はすごくいい投手だとわかっていました。自分を抑えにきているというのもわかりました。試合の最後でしたけど、こういう打席を持てたことはすごく嬉しく思います」
――福岡のファンにメッセージを。
「5年間、応援し続けてもらったこともわかっていますし、本当にありがとうございました。これからもホークスのことを、応援よろしくお願いします。ホークスはこれから強くなっていくチームだということは間違いないですし。リーグ、日本シリーズで勝っていけるチームだと思っています」
――WBCに向けて。
「キューバチームとしてはここまでいい準備をしてきました。キューバチームの目標は、1試合1試合、その場面その場面で勝っていくことが目標なので。それを変わらず続けていきたいと思います」
(ペン囲み)
――プロフェッショナルである以上、避けられないことだが、「家族」とまで表現するホークスを去ることになったことについて。
「1人の野球選手が長くチームでやることで、愛情とか、ここを離れていく寂しさはありますし、そんな簡単なことではなかったです。自分としてはチームメートを含め、ファンの人も含めて、応援してもらった気持ちはあるので。寂しい気持ちはありますけど、野球選手である以上、始まれば終わるので。その一つの過程かなと思います」
――WBCという大会の位置付けと、どんな役割を果たしたいか。
「チームの代表のユニホームを着てプレーすることはすごく大きなことです。自分としても大きな目標なので。頑張っていきたいと思います」
――キャリアにおいて、ホークスでの5年間はどんな時間でしたか。
「3年連続で日本一になれた。その1人になれたことはすごく大きな思い出です。プレーオフ(日本シリーズ)でもMVPにもなりましたし、すごくいい経験をしたと思いますけど。一番は、チームとして成し遂げた成果としては、3年間、日本一になり続けたことは大きいかなと思います」