ソフトバンクに新たに加わった有原航平投手が2日、春季キャンプで初めてブルペンでの投球練習を行った。早大の先輩である和田毅投手と並んで約30球。その後、報道陣の取材に応じた。新天地でのキャンプ2日目。有原のコメント全文は以下の通り。
――今日は初ブルペン。
「しっかり投げられていたと思うので、でも、まだまだこれから上げていかなきゃいけないなと思います」
――球数としては。
「今日は30球ぐらいですね」
――変化球は。
「今日はカーブだけですね。(カーブは)体を大きく使いたいというか、そういうのを昔からやっていたので、ちょっとルーティンみたいな感じですね」
――受けたのは同学年の甲斐選手。
「全然知らなくて、行ったら受けてくれたんで。でも、まずは受けてもらえてよかったなと思って、ここからコミュニケーションを取っていきたいと思います」
――ブルペンの前には大学の先輩・和田投手が。
「本当にすごく長く活躍されてる方で、今日もすごい球をビシビシ投げていたので、ああいう選手になりたいなと思っているので、近づけるように頑張りたいと思います」
――キャッチボールから一緒だった。話す機会は。
「今日とかそういうのではないんですけど、いつも話しかけたり、声をかけてくれるので、すごく嬉しいですし、心強いです」
――開幕ローテは競争に。
「真っ直ぐをしっかり投げて、力強さを出して、それで相手を抑えられるぞっていうのを見せたいなっていうふうに思っています」
――最後にキャンプの意気込みを。
「まずは怪我なくすることが一番大事だと思うので、その中でしっかりアピールできたらなと思います」
(ペン囲み)
――ブルペンの最後に甲斐選手と談笑していた。
「今日のボールだったり、ここから徐々に上げていく予定だっていうような話も僕からもしましたし、あと構え方とか、そういうのがあったら逐一コミュニケーションを取っていこうねっていう話をしました」
――合流して間もないが、印象に残る選手とかはしましたか?
「どうですかね、でも本当に皆さん話しかけてくれるので、すごくやりやすくできています」
――甲斐選手とコミュニケーションを深めるためにどういうことを考えている。
「受けてもらうのが初めてなので、球種も含め、僕がどういう考えでピッチングしてるかってのも、しっかり話さなきゃいけないと思うので、その中で拓也もすごく経験があると思うので、向こうの考えも聞いて、一番いい形でやっていきたいなと思います」
――和田さんのインタビューを先に。
「それはもちろんそうです。練習の関係もあるんですけど、それはもちろんそうです」
――メジャーとは違うボールの感触は。
「やっぱり質感とかは全然違いますし、投げていてもやっぱり向こうのボールとは違うのを感じるので、もうちょっと球数投げて自分の中のイメージと合わせていかなきゃいけないなって感じました」
――多少の違和感はある?
「そうですね、でもやっぱり投げやすいのは投げやすいので、悪い方には思っていないです」
――手術をしてストレートの強さは?
「やっぱり平均球速は若干落ちていたと思うので、そこは上げていかなきゃいけないなとは感じてます」
――やっていけば上がっていく?
「そうですね、体調は全然問題ないので、上がっていくと思っています」
――和田さんと2桁勝利を。
「でも本当にまずは自分がしっかり1年間回ることが大事だと思うので、そこを達成できるように、それでチームが優勝できるのが一番いいと思うので、そこを目指してやっていきたいと思います」
――41歳であれだけ投げられるのはすごい。
「いや本当にすごいと思います。チームの皆さん、ブルペンに入っていた又吉さんもおっしゃってましたし、いきなりああやって投げられるのはすごいというふうに言われてたんで。やっぱりしっかり調整、練習しているからこそ投げられると思うので、そういうところは見習っていきたいなと思います」
――低めは意識していた。
「いや、まだあまりそこは考えていなくて、とりあえずいい回転でいいボールを投げるっていう意識をしていました」