3500万円増アップの牧原大成 メッツ移籍の千賀滉大に“おねだり”したこととは?

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・牧原大成【写真:代表撮影】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・牧原大成【写真:代表撮影】

「球場に招待してほしい。ホテル代、飛行機代から全て“千賀持ち”で」

 ソフトバンクの牧原大成内野手が23日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季から3500万円アップの年俸8000万円(金額は推定)で契約を更改した。交渉後に行った会見では、メジャーリーグのメッツ移籍が決まった育成同期の千賀滉大投手への“おねだり”も飛び出した。

 千賀滉大投手、甲斐拓也捕手と同じ2010年の育成ドラフト5巡目でソフトバンクに入団した牧原大。プロ12年目の今季は複数ポジションをこなせる“ジョーカー”として主力に定着し、キャリア最多の120試合に出場。規定打席には2打席足りなかったものの、打率.301をマークして大幅アップとなった。

 会見で、5年総額7500万ドル(約105億円)の条件でメッツ移籍が決まった同期の千賀の話題となると「最初に、どこ行っても頑張ってほしいと伝えました。あと1番伝えたのは『なんか買ってくれ』っていう言葉をかけています」。さらに「欲しいものもいっぱいあるんですけど、1番は、行ける機会があれば球場に招待してほしい。ホテル代、飛行機代から全て“千賀持ち”で」と続けて報道陣の笑いを誘った。

 もちろん育成同期として、チームを支える気持ちもある。「千賀がいなくなって寂しい気持ちは僕も拓也もある。育成からやってきたという気持ちは変わらないので、拓也と僕でやっていきたい。今までは千賀、拓也というくくりだったので、千賀がいなくなっても拓也と牧原が引っ張っていると言われるように頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)