ソフトバンクに新たに加わった斉藤和巳1軍投手コーチ、寺原隼人3軍投手コーチ、清水将海4軍バッテリーコーチが1日、本拠地PayPayドーム内で入団会見を行った。10年ぶりにホークスに復帰する斉藤和コーチは「びっくりした部分もありましたけど、正直、嬉しさが勝ったかな、と。ずっとホークスで育ってきましたし、ホークスへの感謝の思いは忘れずに引退してからも過ごしてきた。少しでもホークスに恩返しできたら」などと語った。
――打診を受けて。
「来たか、って感じはしましたけどね。びっくりした部分もありましたけど、正直、嬉しさが勝ったかな、と。ずっとホークスで育ってきましたし、ホークスには感謝の思いは忘れずに引退してからも過ごしてきましたから。しかも、1軍の投手コーチという大役を引き受けさせていただくということで、少しでもホークスに恩返しできたらな、という思いでいます」
――現在のホークスを外から見て。
「だいぶ若い選手が増えたかな、と。ここ数年、世代交代ということを耳にすることが多くなりましたし、先ほど三笠GMからも転換期という言葉が出ましたけど、そういったところも色々考えながら、選手とコミュニケーションを取りながら、選手だけでなく、斉藤学ピッチングコーチとも、監督も含めてコミュニケーションとりながら、その時々のチームにとって最善の策、方向があると思うので、色々と話しながらやっていけたらなと思います」
――四球が課題。
「監督もそういう言葉をシーズン終わってからマスコミの方たちに発言されているのは見ていましたし、ファンの方からも、今はSNSってのがあるんでよく僕のところにも届くようになりましたけど、そこには必ず四球のことが書かれていることが多いですから。1年間、四球と向き合っていかないといけないのかなと思います。ただ、四球がゼロになることはない。四球との向き合い方は、選手と共に改善の方向に行く向き合い方は必ずあると思うので、その辺りを1人1人と話しながらやっていけたら。意味のある四球ならいいんじゃないかなと思いますね」
――解説をやっていてコーチに還元できることは。
「そこら辺は実際に中に入ってみて、今までの経験が生きてくるかもしれないし、外から見ていたものが経験として中でなにか力になるかは想像はできない。マイナスは絶対ないと思うので、そういうところも色々と感じながら、時間を大切にやっていきたいと思います」
――意気込みを。
「優勝できなかったわけですから、今流行りのアレを目指して頑張ります。アレです」
・寺原隼人3軍投手コーチ
――5年ぶりホークスに復帰。
「話をもらって、率直に言うと嬉しかったですし、その分責任も感じました」
――引退してから独立リーグで選手兼コーチを務めた。話があったときの思いは。
「さっきも言ったように、まさか声をかけてくれるなんて思ってなかったので嬉しかったですし、独立リーグにいましたので、そっちの方をまた来年どういうふうにしていこうかなっていうに考えていたところで、お話をもらったので、最初に家族と話したりもして、決めさせてもらいました」
――独立リーグでの経験をどう還元。
「やっぱり独立リーグだと、申し訳ないですけど、環境的なものはNPB、ソフトバンクの環境とは雲泥の差があります。その中でも独立リーグの子は頑張っていたので、すごくいい環境の中でできる選手たちが羨ましいと思う。そういうところも踏まえて、良い環境でできているからこそ、しっかり成長するように僕も手助けできれば、と思っています」
――三笠GMも育成にさらに力を入れていきたいと。
「まずはしっかりコミュニケーションを取って、1人1人の課題であったり、目標であったり、変化球であったり、そういうものを1回、1人1人聞いていって、そこから僕も勉強だと思いますんで。それプラス、いろんな先輩のコーチとかに話を聞きながら、1年間やっていきたいなというふうに思っています」
――最後に意気込みをいただけますか。
「選手たちが成長するように手助けするだけだと思いますので、僕も一生懸命頑張りたいと思います」
・清水将海4軍バッテリーコーチ
――5年ぶりに復帰。
「話をいただきまして、ものすごいワクワクしています」
――コーチとして打診があった時はどんな思いが。
「新しく新設する4軍ということで、その中で育成をどうやって話をして、コミュニケーションを取ってやっていくかをすごい考えながら、話を貰った時にそういう心境でいました」
――今季までロッテのコーチ。相手として見たホークスは。
「そうですね。本当若い選手が多くて、勢いのある選手がいっぱいいますね」
――もっと伸ばしていけたら、というところは。
「ロッテにいた時はほぼ負けていたので、強い印象しかなかったです」
――ホークスでは1軍から3軍までコーチ。今度はプロ野球で初めての4軍になる。
「そうですね、選手の底上げ、そういうところをしっかりとやっていきたいと思います」
――意気込みをお願いします。
「1人でも支配下になれるように頑張っていきたいと思います」