なぜ大関を連投で投入? 2度の回跨ぎの意図は? 藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

板東は味方が援護するも踏ん張れず「なかなかしんどいゲーム」

■オリックス 4ー3 ソフトバンク(CSファイナル・13日・京セラドーム)

 ソフトバンクは13日、敵地・京セラドームで行われたオリックスとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第2戦に3-4で敗れた。初回に先制、3回に勝ち越すも、先発の板東が追いつかれると、5回に2番手の大関が杉本に決勝の2ランを被弾した。2連敗でアドバンテージを含めて0勝3敗となり、崖っぷちに立たされた。

 試合後の藤本監督の一問一答は以下の通り。

――最後はあと一歩というところまでいった。
「そうですね、見せ場はあったんやけどね。向こうのリリーフ陣が1枚上だったということですね」

――先制、勝ち越しまでは良かった。
「点取った後にしっかり抑えるっていうのがね、それが流れだと思うし、点取って点取られて、点取って点取られてだから、なかなかしんどいゲームやったですね」

――板東投手の状態は。
「どうなんだろうね。ボールはちょっと高かったかなと思うけど、リズムもちょっと良くなかったかなというところはあるよね」

――オリックス打線はなかなかアウトにならない。
「どっちも一生懸命やってるんだから、それはしょうがない」

――2番手の大関投手は連投でした。
「ちょっとファーストベース空いとったからね。たとえ状態が良い悪いとか、どっちか言うと、レギュラーシーズン後半、おらんかったし、ミーティングをしっかりやってくれているはずなんですけどね。安易な1球やったね、あそこはね。一塁ベース空いてるんだからね」

――他にも投手がいる中で、連投で大関投手を投入したのは。
「力あるし、短いイニング、2イニングぐらいはいけるからね。実際、今日投げて、明日は上がる(休みの)予定だったし。本人は『(ベンチに)入る』というやろうけどね。もう第2先発のつもりで今日はいってるんで」

「まあしょうがない。もう崖っぷちや。もう1敗もできないわけだからね。明日がんばります」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)