ソフトバンク、15日にも優勝マジック点灯 初回5得点猛攻で首位攻防戦3連勝

ソフトバンクは首位攻防戦に3連勝した【写真:荒川祐史】
ソフトバンクは首位攻防戦に3連勝した【写真:荒川祐史】

初回に6安打を集中させて5点を奪って優位に試合を進める

■ソフトバンク 6ー1 西武(14日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは14日、本拠地PayPayドームで西武に6-1で勝利し、首位攻防戦で3連勝を飾った。初回に打者10人で6安打を集中し、大量5得点。このリードを先発の石川が7回途中1失点の好投で守り、その後もリリーフ陣が無失点リレーで逃げ切った。4連勝としたソフトバンクは早ければ、15日にも優勝へのマジックナンバーが初めて点灯する。

 一気の猛攻で流れを引き寄せた。初回、先頭の周東、続く三森の連打などで1死満塁のチャンスを作ると、デスパイネの左中間を破る2点適時二塁打で先制。さらに牧原大、正木、中村晃にも適時打が飛び出し、怒涛の4連続タイムリーで西武のドラフト1位ルーキー隅田から5点を奪った。

 このリードを先発の石川が守った。ここ3試合連続で苦しい投球が続いていた右腕は初回を3者凡退に抑えると、2回以降もストライク先行の投球を披露。毎回のように安打で走者を背負ったものの、4回の栗山の適時打で許した1点のみに抑えた。7回2死一塁で降板となったが、その後も嘉弥真、藤井、レイとリリーフ陣が反撃を許さずに逃げ切った。

 西武との首位攻防3連戦に3連勝し、西武とは3ゲーム差に。試合のなかったオリックスとの差も2ゲームに開いた。自力優勝の可能性を残す楽天と対戦する15日の結果次第で優勝へのマジックナンバーが点灯する。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)