若手の増田や野村大ら今後の昇格の可能性は? 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

周東と牧原大が復帰「2人ともどこでもできる選手だから」

 ソフトバンクは6日、本拠地PayPayドームで楽天と対戦する。現在、西武、オリックスと上位3チームがゲーム差なしで並ぶ大混戦となっているパ・リーグ。勝率の差で首位に立っているソフトバンクはこの日から新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱していた牧原大成内野手、周東佑京内野手が1軍に復帰。早速、スタメンで出場する予定だ。

 試合前の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。

――牧原大選手と周東選手が合流。期待するところは。
「普通にやってもらえたら。怪我しておらんかったわけじゃないからね。コロナになっておらんかっただけやから。2軍でも2試合出て結果出してくれているし、そのままやってくれたらいいんじゃないですか」

――アタマから使う?
「使いますよ」

――勝負の時期になって揃ってきた。
「そうですね。体調がどうかわからないけどね。体調は完璧じゃないから」

――昇格は牧原大選手と周東選手の2人だけ。
「一番使いやすい選手だからね。どこでもできる選手だから2人とも。三森が悪かったら三森を外してどうのこうの、川瀬も状態いいしね、その辺はもういろいろ考えながら、もう残り23試合しかないんで、いい選手を使っていきます」

――残り試合は固定というより日替わりに。
「今でも日替わりだからね、23試合はいい選手をどんどんどんどん。打順も変わってくるだろうし」

――ファームに落とすのも苦渋の決断。
「若い選手が、野村大樹にしても増田にしても、状態が悪いから落ちたわけじゃないんで。当然この23試合の中で、右の代打という形で10日間経ったら、今ここに居るメンバーの右が悪かったら変わるっていうところも十分考えてるんで。大樹にしても増田にしても、2人一緒に上がってくることはないと思うけど、どっちか状態いい方を呼ぼうとは思ってます」

――中継ぎの枚数的にはどうですか。
「10人おるんじゃないかな。9人か。十分じゃないですか。田中正義がどこかで入ってこられる可能性が十分あるんで。大関ももうそろそろピッチングを始めるという風になってきているみたい。体調は全然問題ないってことなんで。ちょっと遅れると思うけど、田中正義の方が早いんじゃないかな」

――11連戦あたりでまた増やす。
「野手を減らすにしてもね、なかなか難しいんで。その辺もいろいろ検討中です」

――上位3チームが0ゲーム差。
「しんどいよね、うちは11連戦でオリックス5試合、西武が3試合入ってくるからね。プラスそこに楽天が入ってるからね。上位3チームというか、今の上位4チームじゃないですか。ちょっとロッテが離れたかな。もうこっちは上位3チームというより、もう一戦一戦が落とせない、全力でやる、必死でやるしかしょうがないと思うんで」

――和田投手にカード頭を。
「1回飛ばして、本人も体調万全ということなんで、飛ばしてもらったら。そんな長いイニングは考えていないんで、初回から飛ばしてくれたらいいと思います」

――相手の先発は瀧中投手。
「去年はすごい嫌なイメージあったみたいだけど、前回打ってるしね。その打った感覚で入ってくれればいいんじゃないかな。ただ、前回は瀧中が悪かったということは頭に入れて、いい瀧中だと思って打席に入ってくれたらいいんじゃないかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)