鷹、9得点大勝で西武と0.5差 コロナ禍緊急事態でガルビス&佐藤直ら代役が大活躍

ソフトバンク・佐藤直樹【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・佐藤直樹【写真:藤浦一都】

三森や柳町らが登録抹消、周東、牧原大が急遽スタメン外れる

■ソフトバンク 9ー3 日本ハム(20日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームでの日本ハム戦に8-3で勝利した。三森や柳町が登録抹消、周東と牧原大が突如スタメンから外れる緊急事態で、代わって出場した選手たちが大活躍。4回に一挙7点のビッグイニングを作って2連勝に導いた。

 スタメン予定だった周東と牧原大が急遽欠場に。前日のスターティングメンバーから4人が入れ替わる危機を、代わって出場した選手たちが救った。2点を追う4回。先頭の柳田が右前安打、デスパイネが四球で出塁。2死二、三塁で6月15日以来の1軍昇格となったガルビスが右翼線への2点適時二塁打を放って試合を振り出しに戻した。

 さらに続く佐藤直がプロ初本塁打となる1号2ランを放って勝ち越すと、なおも一、二塁のチャンスで高田が右前適時打で追加点を奪った。主砲の柳田も右前への2点適時打で続き、この回打者11人の猛攻で、日本ハムのエース上沢に6安打を浴びせかけて大量7点を奪った。5回にも甲斐の犠飛で1点を加えてリードを広げた。

 先発の武田は初回、2回と立て続けに1点ずつを失う不安定な立ち上がりだったが、3回以降は走者を出しながらも粘りのピッチング。4回に大量援護をもらうと、7回に3点目を失って降板するまで128球の力投だった。2番手以降のリリーフ陣もリードを守って2連勝を飾り、首位・西武との差は0.5ゲームと縮まった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)