ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームで日本ハムと対戦する。前日に三森大貴内野手、椎野新投手、中村晃外野手の新型コロナウイルス陽性が判明。この日、柳町達外野手が体調不良を訴えて登録抹消に。代わって尾形崇斗投手、正木智也外野手、フレディ・ガルビス内野手が昇格した。
勝負の終盤戦を迎えた段階で、再びコロナ禍で主力が相次いで離脱することになり、藤本博史監督も「大変じゃ、こりゃ」と険しい表情。試合前の指揮官の一問一答全文は以下の通り。
――ガルビス選手も。
「柳町も体調不良だからね。大変じゃ、こりゃ。まだ分からんけど、体調不良なら外さないとしょうがないからね。どうしようか……。こればっかりはしょうがないからね、みんな気をつけてやっているのに、そうなるんやから」
――ガルビス選手の状態は。
「調子いいから上げているとか、そんな問題じゃないからね。今は2軍も試合できてなかったしさ。昨日からまた始まったけどさ、調子いいから、小久保監督の推薦があるから上げるんじゃなくて、空いてるところを守れる選手を呼ばないとしょうがないような形になってるから。来たら使うよ、もう。変に守り慣れていないところ守らせるよりは」
――昨日は忍者みたいなプレーをしていた。
「スーパープレーはいらんから打ってくれって。今日スタメンで出るよ。呼んだからには使うよ。助っ人やからね。調子上げてから呼びたかったけどね」
――サードで?
「うん」
――柳田選手は引き付けて逆方向に打てるようになった?
「引き付けながら逆方向じゃなくて、引き付けているだけですから。振り遅れてもレフトにホームランになるんやから。打ちに行ったらポイントが前になる。上半身がピッチャーに寄っていくんだから。どっちか言うたら(柳田は)軸で回る。アイツはフライアウトって言ってる時はステップした足のつま先が当たってるからね。当たらない状態になったら、前に行ってるっていうことです。打てるようになってきてると思いますよ」
――甲斐選手の打撃フォームが変わった。
「(脇腹が)痛いから。ガンってできないから。ただ、あっちの方がいい。あれで感覚覚えてくれたらいい。低めのボール球振らないし。ギッコンバッタンしてない。バットに当たる。バットに当たるってことはヒットが出るっていうこと。あとはタイミング、ポイントをしっかり、あの形で。これでも飛ぶんだって。西武戦でファウルになったけど、あんなの振ってないけど、あそこまで飛ぶってことは力の入れ加減よね。振らないって言っても、当たるところで力抜けてたらボールは飛ばない。当たるところだけ意識して今の形で打ったらどうや、ということです」
――昨日の藤井投手は良かった。
「昨日は良かったね。疲れやったんかな。逆に松本がポカスカ打たれてね。分からんもんやね、野球って。人間がするもんやからね。ロボットがするんやったら、精密にやってくれるんでしょうけど、人間がやることですからなかなか難しいよね」
――板東投手は守りの時間が短かった。
「テンポが良かった。あのカーブをうまく使ってたよね」
――板東投手の次の先発は11連戦?
「和田もどこかで休ませないといかんし、和田も週1回だともたんやろうから、そこに板東が入ってきてくれたら。それでも足らないですけどね。その時はまた考えるしかない。とりあえず明日、和田が投げてどんな状態か見てからですね」
――和田投手が投げる時に中ロング?
「中ロングは尾形がいるじゃないですか。色々考えているんですよ。11時に来て、この3時間の間、色々と映像見たり、トレーナー入ってきて話聞かないといかんし。体調悪い、体調悪いってね。俺が体調悪くなるわ」
――昨日、森投手が2軍で登板。
「もう1回きょう投げてもらって、考えてますよ。中継ぎはいりますよね」
――相手は上沢投手。
「どれくらい投げるんやろね。2軍で1回、3回しか投げてないからね。5回くらい全力で来るんじゃないかな、と。いいピッチャーですから、追い込まれたらしつこく行きましょう」