ソフトバンクは17日、敵地ベルーナドームで西武に5-3で競り勝った。初回に幸先よく3点を先制すると、4回にも2点を加点。先発のレイが5回まで3失点と粘投すると、6回からはリリーフ陣が無失点リレーでリードを守った。カード初戦に敗れたソフトバンクだったが、1勝1敗のタイに戻し、西武との差を再び1.5ゲームにした。
――初回は2死から3点。
「晃がよく打ってくれたよね。あそこで1点と3点じゃ全然違うからね。西武打線っていうのは2点、3点一気にくるからね。そういう意味じゃ晃のタイムリーが大きかったですね」
――4回に三森が出て二盗、三盗。
「あれは見事ですよね。あそこで点入ったのは。アイツはいつでも（盗塁は）行っていい形だから。牧原（大）と周東と三森はね。ストップかけたい時はかけるけど、点差考えてね」
――機動力生かせた。
「そうですね、三森の場合は昨日全く打てなかったけど、塁に出たらああいうこともできるし、打つだけじゃない。足を使えるってことでね。本当は9番に置きたいけど。でも、昨日8番、9番を甲斐と代えたけど、甲斐のところでチャンスが回ってくるんだよね、どうしても。今日はスクイズさせてもらいましたけど、そういう意味じゃやっぱり甲斐は9番の方がいいかな、と」
――ナイススクイズでしたね。
「1球目はセーフティスクイズで、作戦面的にまたしてくるんじゃないかってところで、外されはしないでしょう。次回から外されるかもしれんけど、そこはまた考えて」
――三森選手には安打も出た。
「1本ライトオーバー出たから、そこでまた明日から気持ちよく入れるんじゃないですか」
――小刻みな継投だった。
「今日は全員使ってでも勝とうという気持ちで。ピッチングコーチにも言っていたんでね。今日負けたらちょっとズルズルいきそうな雰囲気があったから。レイも4回途中でも代えるよ、と」
「田中正義をいかせるのは1イニングのアタマから限定で。田中正義のあとは甲斐野が作ってるから。今日は甲斐野、津森ってところはずっと作ってたんじゃないですか。藤井のところでも悪かったら甲斐野いくよ、と。藤井も抑えたので明日から気持ちよく入っていけるんじゃないかな」
――田中正義投手は力強かった。
「投球練習見たら、1球もストライク入ってなかったんやけどね。どうなるんかな、と思ってたけど、試合になったらストライク先行するからね。フォークピッチャーだから、まず追い込んだら自分が有利に投球できるんで、2試合いいピッチングしてくれていると思いますよ。このままやったら5日間限定って言ってたけど、当分の間は間隔、イニング空けながら、どっかで連投入れようかっていう計画もあります」
――1勝1敗のタイに戻した。
「明日なんとか勝って、目標としては残り、3連戦は2勝1敗でいきたいというのを目標にしているんで、明日もなんとか全員で勝ちに行きたいですね」
――外野で柳田選手、牧原（大）選手の好守もあった。
「柳田は年齢と共に足は衰えてきてますけど、周東、牧原（大）ってところは外野の守備範囲はめちゃくちゃ広いんで。呉の打球でも余裕持って捕れてるからね、勝ってる時はあの2人は安心です」
