無得点の打線は「金縛りにあっているような感じ」 藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

石川は8回途中まで2失点「しっかりゲームを作ってくれた」

 ソフトバンクは16日、敵地ベルーナドームでの西武戦に0-2で敗れた。先発の石川柊太投手は8回途中まで森に浴びた2ランの2失点に抑えたものの、打線がチャンスは作りながらも1点も奪えずに今季12度目の完封負け。首位攻防戦の第1ラウンドに敗れ、西武との差は2.5ゲームに広がった。

 試合後の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通りだ。

――石川投手はいいピッチング。
「森のホームランだけやね、甘く入ったのはね。テンポも良かったし、ゲームをしっかり作ってくれた。得点圏、4回チャンスあったけど、それを点にできなかったというのは反省点ですね」

――しっかりチャンスは作れていた。
「だからもう1本が出なかったってことでしょう。柳町があそこで1本、外野フライでも打てていれば、流れは変わっていたかも分からないね。ピンチの後にチャンスありという、西武はその感覚で森のホームランが出たよね。ああいう取れるところでしっかり取らないといかんよね」

――6回の場面では甲斐選手に代打。
「甲斐もまだ(脇腹が)全快ではないからね。フルスイングできないから。フルスイングしない方がいいバッティングしてるんやけどね。やっぱりちょっと故障を持ちながら、あそこで打席に入るよりは、元気なヤツの方がいいかなと。谷川原もバッティングは調子いいんだよ。川瀬と2人、準備できとったけど、谷川原でいったんですけどね。代打で打つのはなかなか難しいよ」

――西武は中継ぎで良い投手が出てくる。
「当然ね、2点差だからいいのが出てきますよね。そこはもう分かってることなんで。いいのが出てきても、ヒット1本ずつは出てるからね。スミスの時も得点圏には行ってるわけだから。あそこで1本出ないっていうのはね。あそこは代打だったけど、ずっとスタメンで出てる選手が取れるところで点を取らないと、こういうゲームになってしまいますよ」

「もっと楽しくいったらいいのにね。ウチの選手は外野フライでいい場面になったらガチガチになってストライク先行されるよね。どんどん打ちに行けばいいのに、金縛りにあってるような感じで1球目見送ってしまうからね。関係ないところで1球目から行ってしまう。逆なんだけどね、本当は。もっと楽しく、チャンス回って来たら、俺がヒーローだってくらいの気持ちでいってくれた方が気持ちも楽になるんじゃないかなと思うけどね。なんか返さないかん、返さないかんという金縛りにあってる気がします」

(鷹フル編集部)