7失点のビッグイニングに「ちょっと考えないと」 藤本監督の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

甲斐は急きょスタメン外れ、柳田は途中交代

■オリックス 10ー2 ソフトバンク(14日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは14日、本拠地PayPayドームでオリックスと戦い、2-10で大敗した。先発の和田毅投手が4回に怒涛の6連打を浴びてKO。2番手の椎野新投手もオリックス打線の勢いを止められなかった。

 また甲斐拓也捕手が脇腹の違和感で急きょ、スタメンから外れ、海野隆司捕手がマスクを被った。柳田悠岐外野手は左肩の痛みを訴えたため途中交代に。試合後の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通りだ。

――ビッグイニングを作られた。
「そうやね、7点は重たいね」

――海野選手にバッテリーを替えて。
「甲斐は脇腹をちょっと痛めたから代えただけ」

――甲斐選手がスタメン予定だった。
「うん」

――長引きそうな怪我ですか?
「いやいや、あまり無理してやるより、今日1日休んだら、明日試合ないし、明後日からいけるように今日休めただけ」

――海野捕手のリードはどうでしたか。13安打が早いカウントからだった。
「向こうのチャンスのときに、初球に全部ヒット、ポンポンと打たれたからね。あの辺はちょっと考えないといかんよね」

――相手も迷いなく打ってきていた印象。何か傾向が読まれている?
「もうフルスイングして来てるからね。ああいうところをもうちょっと注意しないと、ただインコースに投げてるだけじゃダメですよね」

――守りの時間が長くなってしまった。
「今、中のロングがいないんで、和田には5回行ってもらうという形でいったんだけど、あれ以上はやっぱり行かせられないというのがあるし……。今、中ロングでいってるのは、なかなか、松本がもう後ろに回ってるもんだから、そういう先発ピッチャーが崩れた時に止めてもらう役っていうのが今、椎野か泉しかいないんですよね」

「泉は一昨日やられているから、今日は椎野で行って、椎野もやられて、ちょっと止めるヤツが逆に火に油を注いでいる感じだからね。あそこでしっかり止めてくれたら、4点で抑えれば、まだチャンスはあったけどね。あれからポンポンと同じように打たれとったら、なかなか攻撃陣もしんどいですよね」

――リチャード選手は守備でも精彩を欠いた。
「ちょっとね、あの守備なんかも精彩欠きますよね。なんでやろね、2軍であれだけ状態良くて上がってきてるのに、こっちに上がってきたらバットに当たらないっていうのはね。2軍と1軍のピッチャーの差があるというのも当然あるし、ただ、打てないからってショボンとする姿もよくないよね。ちょっとまたその辺は考えます」

――この3連戦で20四球。
「はい、そこもちょっとまた話しておきます」

――柳田選手の途中交代は。
「ライトオーバーを打たれてフェンスに行った時に、またちょっと肩を痛めたかなあという感じで。明後日から大丈夫って言ってるけど」

――もともと痛めていたところですか。
「うん、そうそう。ライトオーバー、福田に打たれたときかな」

――板東投手がベンチから外れていた。先発に回すため?
「そうですね。よう分かるね、凄いね」

――来週は首位攻防戦です。
「別にこんな大敗しても、負け負けなんで、また切り替えて、3連敗してるわけじゃないし、1勝2敗なら取り返せるんで、何とか西武戦は勝ち越して終わります」

――田中正義投手は好材料だった。
「いや、よかったよ。2イニング行こうってピッチングコーチは言っていたけど、また怪我したらどうするんやって。大事に大事にやっていかんと。ずっと怪我で泣かされてきているわけだからさ。今回も5試合で2試合だけ、投げても3試合って言ってるのに、2イニング行くって言うから、そんなん行かせられへんやろ、他のピッチャー行かせい、ということで。1イニング完璧に投げてくれましたよ。強い球投げてるしね」

「これでひょっとしたらこのまま残して、2連投させるようになるかもしれないし、5日で1回抹消して、今は特例で入ってるからね。1回抹消して2軍でちょっと連投させてから、9月のアタマにもう1回こっちに呼び戻すか、ちょっとその辺はまだ検討中ですね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)