支配下昇格の黒瀬は「明日スタメンで行こうと」 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

今宮が下半身の不調で欠場、代わって川瀬がスタメンに入る

 ソフトバンクは30日、本拠地PayPayドームで西武と戦う。後半戦初戦となった29日の試合はエースの千賀滉大投手が2発を浴びて5失点で敗れて首位陥落。仕切り直しの一戦となるが、今宮健太内野手がスタメンから外れ、川瀬晃内野手が起用される見込みだ。

 試合前の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。

――大関投手は球宴でいい経験をした、と。期待するところは?
「その経験をもとに、いいピッチングしてくれたらいいですよ。大関から降格してるからね。横綱から小結まで。もう1回、大関昇格を目指して、いいピッチングしてくださいってね。西武はいい打線だから、しっかり飛ばして、かわすピッチングじゃなしに、しっかり自分がいけるとこまで飛ばしていってもらいたいなと思います」

――攻めたフォアボールはOK。
「それはもう一回ミーティングして、森ヘッドもしっかり甲斐と話をしてくれているし、あそこでのホームランが一番駄目なホームランなんでね。フォアボールでツーアウト満塁。5番の呉で勝負でもいい。あそこで申告敬遠はできないからね。詰まってる場面やからね。(一塁が)空いていたら間違いなく申告敬遠するんやからさ」

「広く広く、くさいところに投げて、引っかかってくれたらラッキーかなという。そこでフォアボールもやむなしっていう形で考えてくれたら一番いいけど。そこは甲斐だけの問題じゃないですよね、バッテリーの問題ですよね。甲斐のリードもピッチャーに伝わらないといけない。伝わってなかったらできてないということだし、そこはしっかりバッテリーのミーティングでもやってくれってことはお願いしてます」

――西武の先発は與座投手。
「打ってるんじゃないの? 元々、與座は右は打ってないもんね。左が打ってるから。ウチは牧原(大)が打ってるし、川瀬も打ったし」

――今日は左を並べる?
「普通通りに行く予定だったけど、今宮がちょっと足の状態が悪いんでね。だから川瀬が代わりに出るというところで。川瀬か野村(勇)どっちか出る予定だったんだけど、川瀬が前回いい走塁もしてるし、レフトにも打ってるし、川瀬で行こうかとなった。メンバー的にはほぼ変わる予定はなかったんですけどね、キャッチャーが海野になるぐらいだったかな」

――今宮選手はバッティングはしていましたけど。
「守りの方がしんどいらしい。元々ずっとね、前半戦からずっとテーピングとかしながらやっていたところだからね。ちょっとオールスターで疲れたんじゃないですか。中嶋監督にたくさん使ってもらって。うちの選手ばっかり、ありがたいことにね。嫌味ですよ、これ(笑)」

――黒瀬選手の起用のプランは。
「明日ファーストスタメンで行こうと思ってますよ。この少ないチャンスをモノにするにはね、もうどっかでスタメンで。代打でチャンスっていうのも難しい。昨日も最後、その前の7回でもランナーがたまったら行こうか、って。繋いで繋いではなかなか難しいんで、一発期待あるやつで行こうか、と」

「いま代打3人、野村勇、野村大樹、黒瀬の3人が代打要員になってるからさ。シチュエーションで、ランナーなかったらと野村大樹で行こうか、とか、ランナー溜まったらドカンと、点差で考えたら昨日は3点負けていたから黒瀬行こうかとか、黒瀬はゲッツーあるから怖いなとか、そういうのをいろいろ考えながら、3人ともいつでも行けるようにしといてくれっていうのはやってますよ」

「そこにプラス谷川原ですね。谷川原は守るところもあるんで、そこで使ったら外野がね。佐藤(直)はいるけど、佐藤は足の方から行くところもあるんでね。そういうのも考えたら谷川原はなかなかすぐには使えないですよね」

――昨日は中村晃選手が2番。
「今日は川瀬が入っていますよ。今日は先に点を取るためにも高校野球でいきますよ。出たらバント、あるいは周東が走ってバント。先に点を取らないと、先に点を取られたらこっちシュンとなってしまうんで。先行逃げ切り型で、いければいいなと思ってますよね」

――藤本監督の夏バテ対策は。
「ないですよね。普通によく寝るだけです。よく寝るために、韓ドラを見ながら。ジッと字を見ていると眠たくなるでしょ。韓ドラはほぼ見たよ。今見てるのが……見すぎてもうわからへん。今見てるの、何やったかな。『結婚詐欺』やったかな、Netflixの。大人気やろ、嫁さんが全部選んでくれるんよ。『ペーパーハウス』も見た。字を読んでいたら眠くなるでしょ。だから日本語にしないんですよ。向こうの言葉は分からないから、字幕を見ていたらどんどん眠くなっていく。たまにハマってしまって眠れなくなるときもあるけどね」

(鷹フル編集部)