グラシアルは2試合続けて欠場、柳町の状態も「万全じゃない」
ソフトバンクは26日、本拠地・PayPayドームで日本ハムと3連戦の3戦目に臨む。2連勝中ではあるもののの、グラシアルが左手首の違和感で欠場が続くなど、難しい台所事情にある。藤本博史監督も選手のやり繰りに頭を悩ませている。
試合前の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。
――相手の先発はポンセ。
「本当にわかんないもんね。1回も当たってないから。映像を見る限りは真っ直ぐが150キロ、140キロ後半かな。初モノに弱いって言われないように。しっかりと昨日、一昨日のようなバッティングをしてくれればいいんじゃないかなと思います」
――初モノに臨むときの気をつけるべきところ。
「どっちかと言ったら、やっぱりうちの選手みんなボールを見ようという傾向がある。どんな真っ直ぐなのか、どんな変化球なのか見ようという傾向あるんで。何回かやったらやっぱり球筋も分かっているんで、積極的に行けるんですけどね。今日はもう思い切って積極的に行って、情報交換しながらやったらいいんじゃないかなと思います」
――レイ投手は中継ぎ待機があっての先発。
「前回もそれで良かったじゃないですか。一応、間隔が空いているから中に(入れた)。2軍で投げるんだったら中に入りたいということだからね。それで前回もいけてるんで、調整はできていると思いますよ」
――ドームで相性がいい。
「今日も期待はしていますよ」
――野村勇選手がいない。
「発熱です」
――千賀投手はこっちで確認しながら。
「そうですよ。一応、7日に投げる予定ではいるんだよね。それが1週間飛ぶ可能性もあるけど、リハビリには行かないですよ」
――グラシアル選手は今日も休み。
「休みですよ。しんどいですね」
――休んだ方がいい状態。
「2日、3日は安静にしておこうというところで話し合っている。3日目にはおそらくバットを振るでしょうけど、そこで打つかどうかはわからない。一応、東京も行く予定なんでね。とりあえず、28か29ぐらいから出られたらいいねっていうところやね。そこで万が一まだバット振れないとかそういう状態だったら、また考えなきゃいけない。とりあえずは本人はそれでいけるという、違和感自体は全然変わってないんでね。ファウルしたりしたら、ちょっと痛みが出るということだからさ。普通にやろうかといえば、やれるらしい」
「デスパイネも去年、1回やったときに、ある治療をしたら、2日、3日やって痛みが取れたというのがある。いま同じ治療をしているんで。本人もそこまで全くできないという状況じゃないから、それでちょっと完全に2日、3日で完全に治るわけじゃないけど、できるだけ万全になるようにってことで、この2試合外しているわけだから。明日まで外すんかな」
「今2軍で状態がいい選手も見当たらないんで」
――詰まったりするとちょっと心配。
「おそらく腱鞘炎だと思うけど。腱鞘炎っていいバッターがなるってよく昔から言われたけどね。いいバッターじゃないけど、僕も1回なったけど、なかなか痛みを持ってパット振るっていうのは怖いからね。成績にも関わってくるから。この3日間でいい具合になってくれたらいいんじゃないかなと思いますね」
――柳町選手はまだ様子を見ながら。
「まだ万全じゃないんですよね。だから1歩目とかっていうところがやっぱり遅いもんね。バッティングは状態いいんで使いたいけど、またひどくなったら困るし。大変ですね」
――いるメンバーでやるしかない。
「いや本当、いるメンバーでやらないとしょうがない。今2軍で状態がいい選手も見当たらないんで。小久保監督からもそういう情報は、好調選手というところでは挙がってきていない。今ここに居るメンバーでやらなきゃしょうがないっていうところで。村上コーチがコロナになってて、これはもう仕方ないことだけど、それが増えないことを祈るだけですよね」
――今はかなり故障者を出さないようにしている。
「終盤だったら、オールスター明けになったら、当然3連投も出てくるかもわかりませんよね。とりあえず前半は抑えようということで、3連投させないってところもあるんで。後半になった場合は、ピッチャー次第じゃ3連投もあるというのも考えないといけないと、投手コーチとは話し合っています。その中で森とかが帰ってきてくれたら、またそういう形が作れるんですけどね。ピッチャーの方は昨日、大関が完封してくれて、いい形で休めてるんでいいかなと思ってます」
――少なくともこの位置にいられる以上は無理しない。
「まだ抜け出せるところまでもね、まだそこまでの状態の選手が揃っていないし、今はいるメンバーで我慢して戦っていくしかないですよね。パ・リーグ全体強いんで、はい。新庄監督も何してくるかわからないんで頑張ります」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)