奥村と海野を絶賛、周東の1軍復帰にゴーサイン 小久保2軍監督の一問一答

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】

「インサイドの使い方は絶妙のタイミングだったんで、海野もいいリードした」

 ソフトバンクの2軍は24日、タマスタ筑後でウエスタン・リーグのオリックス戦に3-0で勝利した。先発した奥村政稔投手が3安打完封勝利。打っては2回に緒方理貢内野手、正木智也外野手の連続適時打などでリードを奪い、そのまま逃げ切った。

 試合後、小久保裕紀2軍監督は完封した奥村だけでなく、23日に出場選手登録を抹消され、この日からファームに合流した海野隆司捕手のリードも絶賛。また、周東佑京内野手の1軍昇格にもゴーサインを出していた。小久保監督の一問一答は以下の通り。

――奥村投手が素晴らしいピッチング。
「ね! 今年1番かな、ずっと変化球のカーブが決まらず苦しいピッチングが続いていたんですけどね。バッター目線から言うと、あれだけ真っ直ぐを投げなかったら、変化球しか待たないよっていう話をして。真っ直ぐをもうちょっと使っていかないと、先発としては窮屈になるんじゃないかって話はしていた。あとは海野がいいリードしましたね。今まで1軍でやってて、インサイドの使い方は絶妙のタイミングだったんで、いいリードした。ファームで完封はなかなかないですから、見事だったと思います」

――ここというところでインサイドに投げたことで緩い球も生きた。
「これまでは外が中心だったけど、奥村にはその話をして、高谷(2軍バッテリーコーチ)にもそんな話をして、インサイドが使えなかったら奥村みたいなタイプは厳しいよって言ったら、今日たまたま海野がいいタイミングでインサイドに投げさせていた。インサイドに行くから、外が遠くなって、変化球で空振りが取れるわけですから。その辺は本当うまくやっていたなって。(4回に)ワンアウト三塁で紅林をサードゴロに打ち取ったのも初球インサイドのシュート。内野を下げていたんで、もう1点OKだったんですけど、一か八かのインサイドで詰まらせに行ってのサードゴロだった。そういうところも含めてね、インサイド使いがよかったです」

完封した奥村の昇格は「ちょっと続けないといけない」