ソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームで西武と3連戦の3戦目を戦う。1勝1敗で迎えるこの日はコリン・レイ投手が先発。試合前練習で藤本博史監督は報道陣に対応し、西武打線で注意すべきポイントや不振が続く甲斐拓也捕手の起用についての考えを語った。
――真っ直ぐが強い。
「真っ直ぐは強いけど、あのナックルカーブよね。カウント球に入ってくるから。思い切って狙うヤツは狙ってもいいんじゃないかな。真っ直ぐが強いと思うと、緩急でやられる。ロッテ打線を見てるとそんな感じだったんで、その辺は打撃コーチと話して選手に伝えようと思います」
――西武打線の状態は。
「山川やね。山川をどう抑えるかだと思う。本当に調子いい。少々高いボールだとコースにいっても弾き返す状態だと思う。どう抑えるか。あとは2番の外国人。オグレディがちょっと緩急に強い。ランナーが一塁にいると、右投手の入ってくる球を引っ張りにくる。バッテリーとして気をつけていかないといけないかな。この2人ですよ、気をつけるバッターは」
――金子も状態が良さそう。
「金子の状態はいいけど、ホームラン打つタイプじゃない。しっかりと投げれば怖くない。ただ、1、2番に入ると嫌ですよ。状態がいい打者が入って山川の前に走者溜められるのが1番困るわけだから。とりあえず2番ですね、注意しないといけない。今日のオーダーでは金子が1、2番に入ってるかもしれないけど」
――杉山投手へのチャンスは?
「もう1回与えますよ。アイツの魅力は強い球やからね、150後半出る球。それを小手先でゾーンにコントロールしてるのかな。思い切った球でゾーンに投げられるようになってもらいたい。あれだけの球を投げるんだから、将来的にはローテの一角をつかまないといけない。1回、2回失敗しただけで見切るのは良くない。
――選手の将来を考えた起用も。
「杉山に関してはそういう気持ちで5回までいってもらいましたよ。ピッチングコーチには4回で『代えましょうか』って言われたけど、山川から始まるところを抑えて自信にしてもらいたかった」