鷹ドラ1風間球打がまだ実戦登板しないワケ 重なるロッテ佐々木朗希の歩んだ道
若田部3軍投手コーチ「体力的にもコンディション的にも安定した形でプレー出来てない」
昨秋のドラフトでソフトバンクから1位で指名された風間球打投手。2月のキャンプインから2か月半が経過した今、ファームで慎重に練習を積んでいる。ドラフト3位ルーキー木村大成投手ら同期入団の選手たちが3軍戦などで実戦デビューを果たす中で、風間はまだ実戦には投げていない。風間の実戦について、若田部健一3軍投手コーチは「もうちょっと待ってください」と慎重を期す考えを示している。
風間は秋田のノースアジア大明桜高から入団したスケールの大きい素材型右腕。身体のバランスがよく、運動センスが高い。球界を代表する投手になることを期待される逸材だ。ただ、将来を嘱望されるが故に、球団も育成には慎重だ。春季キャンプでも他のルーキーがブルペン入りする中、キャンプ中は見送られ、初ブルペンにようやく入ったのは3月16日になってからだった。
その後は、何度かブルペンでの投球練習を重ね、4月3日には初めてフリー打撃で打撃投手を務めた。その翌週にはシート打撃に登板し、実戦へと向かうはずだったが、現状、それは見送られている。