――上茶谷投手や尾形投手が来季先発へ挑戦する。球団として来季は先発として活躍してほしいという方針?
「そうですね。倉野(信次)コーチは全体のコーディネーターも兼ねていますので。僕らの認識としては先発で挑戦をして、一方で最終的な着地点がどうなるかはまた、本人と話し合ってというところもあるんじゃないかなと思います。先発のスロットは当然限られているわけですから。準備をしたけれども、戦力としてどう考えるか。先発で挑戦して、ローテーションに入らなかったら終わりなのか。先発調整を続けるのかというのは、今年もそういうところがあったと思います。先発が挑戦できるタイプのピッチャーがどんどん先発で調整していくというのは賛成していますという認識です」
――渡邉選手は20試合ほどの出場で年俸が倍増となった。
「本当に1軍での出場は少なかったですけども、しっかり戦ってくれたという部分を評価したということです」
――きょう契約更改した選手たちに来年以降さらに出てきてほしい?
「そうですね。自分たちで言うのもあれですけど、層が厚いチームですので。今年1軍で得た経験を糧に、来季いかに定着できるかというのが勝負だと思います。頑張ってもらいたいと思います」
――保留者名簿が公示された。有原航平投手が自由契約となった。
「球団として、特にコメントは変わりません。スタンスは変わらないというところです」
――今後もまた交渉する場を設ける?
「特に交渉するとかしないとかについてはコメントは差し控えます。スタンスは変わらないです」
――上茶谷投手は、チームの雰囲気作りやリハビリ中の姿勢をGMとしてどう見ていた?
「明るいキャラクターですので、そういう意味では盛り上げてくれたのは、プロ野球選手としてやってくれたと思いますけど。まあプロ野球選手なので。そういう部分を(契約更改において)評価したわけではありません」
――他球団からも自由契約選手が出た。引き続きチェックしていく?
「全員チェックします。チェックしていくというか、当然、すでにシーズン中からチェックはしているわけですから。特に『今、見つけた』っていうわけではないです」
――ジーター・ダウンズ選手は、来季もっと伸びてほしいという期待も込めての残留?
「そうですね。今年も期間は限られていましたけども、いい活躍してくれたところもありますし。複数ポジションを守れるというところで。あとは野手の編成で考えたときに、ダウンズ選手みたいなタイプの選手を野手として1枠使うということが合理的であると判断をして、彼に残ってもらうということです」
――ダウンズ選手ともう契約は合意している?
「それはノーコメントですね」