野村勇の悪送球に「滑りましたでは…」 自打球の牧原大にも言及…小久保監督コメント

小久保裕紀監督【写真:小池義弘】
小久保裕紀監督【写真:小池義弘】

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選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

大関は2回4失点で今季5敗目

 ソフトバンクは11日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に1-9で敗れた。先発の大関友久投手は初回、西川にソロを浴びて先制点を許すと、続く2回は野村勇内野手の悪送球(記録は失策)から3失点。2回4失点(自責2)で早々に降板し、今季5敗目を喫した。打線は4回に栗原陵矢内野手の犠飛で1点を返すのが精一杯。痛恨の3連敗を喫し、この日勝利した日本ハムとのゲーム差は2に縮まった。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。

――大関投手が苦しんだ。
「ちょっと守備のミスもあったからね。(初回は)連打を浴びてゲッツーと思ったけど……(野村の送球が乱れ一塁はセーフ)。2回も最初のプレーであれ(失策)じゃあね。(大関も)抑えないといけないんでしょうけど、なかなか難しいですね。残り試合を考えても、あのままズルズルと投げさせるよりもスパッと切ったほうがという判断です」

――カードが変われば流れも変わるか。
「試合後にコーチと話したけど、明日、あさってと(試合があれば)ズルズルといきそうなところだけど、明日は試合がないので。プラスに捉えて。勇もここまでこういう出方をしてきて。雨が降っていたんだから、ボールが滑るのは当たり前なので。その中でどうやってアウトにするのか。滑りましたでは終わらせられないので。この経験を生かしてほしいです」

――右膝付近に自打球を当てた牧原大成選手の状態は。
「うーん。痛みに強い選手なので。明日試合がないことをプラスに捉えてやるしかないですね」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)