1500安打に「楽しみながら」「頑張っていればいいことあるな」 中村晃コメント全文

まさかの“節目弾”に「僕らしくはないなと」
中村晃外野手が26日の楽天戦(弘前)で、プロ野球史上139人目となる通算1500本安打を達成した。節目の一打は、自身も「僕らしくはない」と語る今季3号ソロホームラン。試合後には、今季開幕当初は代打での出場が多かった中でモチベーションを保ち続けた理由や、今後の目標を明かした。中村のコメント全文は以下のとおり。
――試合は苦しい展開となったが、見事に1500安打を達成した。
「しっかり1打席1打席に集中できていましたし、いい結果が出て良かったなと思います」
――ホームランでの達成。
「いや、ちょっとびっくりしましたね。僕らしくないなと」
――記念球は手元に戻ってきた?
「ボールは戻していただいて。ありがとうございます」
――1605試合目で1500安打。どう感じている?
「試合数くらいは(安打を)打っておきたいなっていうイメージでしたけど。まあでも、長いことプレーできているので。これからも1本でも多く頑張っていきたいなと思います」
――残り本数が少なくなってきてから、意識はあったか?
「うーん、まあ(残り)10本くらいからちょっと意識し始めました。やっぱり試合に(先発で)出られるようになって『あ、これ(1500安打)を目標にしても大丈夫だな』っていう感じはあったので。そこで目標にして、自分のモチベーションとしてずっとやってきたんですけど。10本を切ってから、ちょっと時間はかかったんですけど。そこはちょっと意識はしました。ただ、今日はそんなことより勝ちたいなと思ってやっていました」
――小久保裕紀監督から声をかけられたり、背中を押されたりはあった?
「そこは特にないですけどね。でも、絶対に知ってくれてはいたので。(奈良原浩)ヘッドからも『あと何本だね』とか結構言われていたので。そういうところを気に掛けていただいていたので。本当にすごく嬉しかったですし、早く達成したいなという気持ちはありました」
――今後、新たな目標は?
「今シーズンに関しては、やっぱり優勝に結びつく1本をどれだけ打てるかっていうことが目標かなと思いますけど。数字的にはこれから考えていきたいなと思っています」
――達成して少し気持ちは楽にはなる?
「どうなんですかね。でも目標だったので、また新たな目標を設定していかないと。でも10本を切ってから、やっぱり長かったので。なんか自分でも楽しみながらというか。楽しむけど、やっぱり今年中には絶対達成したいっていう気持ちがあったので。そのへんの気持ちというか、まあ楽しかったかなとは思います」
――最初に1500安打を意識したのはいつごろか?
「どうですかね。4月に(スタメンで)出始めて『あ、いけるんじゃないかな』っていうのは思っていましたけど。それでも(シーズン)後半にみんなが帰ってきた時に、また代打に戻るっていうことは予想していたので。それまでにいかに打つかっていう感じで、今年はそれをモチベーションとしてやっていたんですけど。本当にね、頑張っていればなんかいいことあるなっていう感じですね」
(飯田航平 / Kohei Iida)