寂しさの中に見せた…右腕の“負けん気”
鷹フルの人気企画「選手相関図」。今回は、プロ2年目の大山凌投手が登場です。物怖じしない明るいキャラクターで先輩たちから可愛がられる右腕。頼れる「先生」たちの存在や、同期へのライバル心、そして「お世話が大変」な後輩など、多彩な顔ぶれが集まりました!
まず「今一番仲がいいのは?」と尋ねると、名前が挙がったのは津森宥紀投手でした。「みんなの兄貴って感じです」と慕います。一方で、自身がどう思われているかについては「どういうふうに思ってんだろう? 難しいな……。ツモさんに聞いてみてください」と笑顔ではぐらかしました。
頼れる先輩たちとの絆 「フォーク先生」はだれ?
「この人は絶対に入れたい」と名前を口にしたのが、東浜巨投手と大関友久投手です。東浜投手からは、お子さんの誕生祝いに「“某ブランド”の良いタオル」をもらったそう。「野球だけでなく、プロ野球界のことも教えてくれる」と、全幅の信頼を寄せています。
「子どものよだれでびちょびちょにするのが、なんか気が引けちゃって……」。もらったタオルをなかなか使うことができずにいましたが、オールスター休みでついに“解禁”したことを嬉しそうに明かしてくれました。
大関投手とは「結構、野球の話をしますね」という間柄。さらに技術的な相談相手として、藤井皓哉投手と杉山一樹投手の名前も挙げました。特に、フォークボールに悩んだ時期は積極的にアドバイスを求めたといい、「フォーク先生ですね」と今季の好投を支える存在になっているようです。
会えなくても意識する同期の存在
「最近会わなくなったんですよね」と、少し寂しそうに語ったのは同期との関係でした。村田賢一投手とはキャンプ以降、昨年9月にトミー・ジョン手術を受けた澤柳亮太郎投手に至ってはさらに長い期間会えていないそうです。しかし、それは大山投手が1軍の戦力になっていることの裏返し。「寂しいけど、やっぱり同期っていつになっても意識する存在。あいつらにだけは負けないようにっていう感じでやっていますよ」と、熱いライバル心を覗かせました。
同期の話題では、4学年下の前田悠伍投手の名前も。「相変わらずっすね。お世話が大変で(笑)」。以前話していた「イヤイヤ期の赤ちゃん」ぶりは健在の様子。しかし、「もう同級生の友達ぐらいに思っている。何でも遠慮なく言ってくるので」と、その関係性を楽しんでいるようでした。
”イヤイヤ期"の後輩と意外な「EXILE仲間」
そして、「肝心な人を忘れてた!」と慌てて付け加えたのが、バッテリーを組む嶺井博希選手です。大山投手が下の名前で呼び始めたことをきっかけに、嶺井選手も下の名前で呼んでくれるようになったという微笑ましいエピソードを披露。
現在は、嶺井選手とバッテリーを組んで2試合連続で無失点中。「(前回登板の後に)『次も無失点だったら、美味いもの食いに行こうや』って言われて、次も抑えたんですけど、なかなか誘ってくれないです」と、催促してもなかなか声をかけてもらえないそうで、「早くご飯行きたいな〜」と、おねだりしていました。
意外な交友関係として、牧原大成選手の名前も挙がりました。「一緒にEXILEのライブ行こう」と声をかけられたそうで、EXILE好きの大山投手は大興奮だったそうです。
(飯田航平 / Kohei Iida)