宮崎颯が支配下登録へ 25歳の3年目左腕、入団直後にTJ手術も…残り枠は「1」に

宮崎颯【写真:竹村岳】
宮崎颯【写真:竹村岳】

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東農大から育成8位入団…2年間は2軍登板ゼロも一気の躍進

 ソフトバンクの育成3年目、宮崎颯投手が支配下登録されることが25日、分かった。近日中に球団から発表される見通し。入団直後に左肘のトミー・ジョン手術を受けるなど、苦しみの日々を乗り越えてきた25歳左腕が、念願の2桁背番号をつかみ取った。

 埼玉県出身の宮崎は埼玉栄高、東農大と進み、2022年育成ドラフトで8位指名された。入団直後に左ひじを手術し、2023年シーズンは登板なし。翌2024年は3、4軍で登板したが、2年間で2軍登板すらなかった。

 育成3年目の今季は2軍戦に20試合登板して1勝1敗3セーブ、防御率1.11をマーク。力強い直球を武器に24回1/3で27三振を奪っており、首脳陣の評価も高まっていた。

 ソフトバンクは今季、4月中旬に山本恵大外野手を支配下登録し、5月中旬には秋広優人内野手と大江竜聖投手をトレードで獲得。6月20日には川口冬弥投手を支配下登録した。今回の宮崎の昇格により支配下選手は69人となり、7月末の登録期限を前に、残る枠は「1」となった。

(鷹フル編集部)