大津亮介は「怒りの投球」 小久保監督が称賛した姿「俺を見返してやろうと…」

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

今季勝利を挙げた大津亮介【写真:小林靖】
今季勝利を挙げた大津亮介【写真:小林靖】

今季最長6連勝も「日本ハムは負けてないんでね」

 ソフトバンクは21日、ベルーナドームでの西武戦に4-1で勝利し、今季最長の6連勝で前半戦を締めくくった。打線は1点ビハインドの3回無死一、二塁で、周東佑京内野手が左翼線に適時二塁打を放って同点に追いついた。さらにジーター・ダウンズ内野手の2点適時三塁打、近藤健介外野手の右前適時打も生まれて、この回一挙4得点を奪った。

 先発の大津亮介投手は2回にソロを浴びて先制を許したが、その後は安定した投球を披露。6回1失点の好投で、待ちに待った今季初勝利を挙げた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。

――大津投手は安定していた。
「安定というか、俺を見返してやるという、怒りの投球でしたね。エネルギーに変えるのはなんでもいい。技術的にはフォーム変えてフォークの精度が上がったのがいいところ。きょうぐらい投げてくれたら後半戦頼もしいですね」

――この3連戦は西武の最強先発陣を打ち崩した。
「いやめちゃめちゃ大きいと思いますよ」

――きょうも7回から盤石のリリーフ陣だった。
「きょうは、松本(裕樹)が連投でね。昨日も球数少なかったので。そしたらきょうは3球で終わったね」

――6連勝という良い形で前半戦を終わることができた。
「ただ日本ハムは負けてないんでね。我々が勝っているだけで。オールスターに出る選手は球界のために頑張って、後半戦のために良い準備をして、いい形で(後半戦最初の)オリックス戦を迎えてほしいですね」

(森大樹 / Daiki Mori)