前田悠伍とバトル？　先輩からはまさかの「嫌いです」…藤田悠太郎の愛され相関図

　相関図の注目ポイントは、同期入団のドラフト1位左腕・前田悠伍投手との関係性です。「将来は最優秀バッテリーを獲りたい」と熱い目標を掲げる一方で、「『ガキ』って言われます（笑）」と、普段の関係性を明かしました。「『悠伍ガキやな』って言ったら、『おまえの方がガキやろ』って。いつも言い合いしています（笑）」と、グラウンドを離れれば同級生らしい無邪気な一面をのぞかせます。

　先輩たちとの関係性にも20歳の個性があふれます。尊敬する先輩として藤野恵音選手、加藤晴空選手の名前を挙げました。「僕は可愛がられていると思っている」と語りますが、その場に居合わせた藤野選手からは「まぁ、嫌いです（笑）」と、まさかの返答が。愛されるイジられキャラの地位を少しずつ確立しているようです。

　そんな藤田悠選手を優しく見守っているのが、渡邉陸選手です。「陸さんは優しいです。イジってくれます」とニッコリ。「的山コーチにイジられたりしているのを見て、『お前持っとんな』ってイジってくれます（笑）」と、同じイジりでも渡邉選手とのやりとりには嬉しそうな表情を浮かべました。

　今季の高卒ルーキーとの関係性も注目ポイントの1つです。「唯一、強気でいけます！」と語った相手は石見颯真選手。しかし、石見選手からは「ゆうくん」と呼ばれているそうで、「お互いがふざけあっていて、一番いい関係です」と語ります。パスタやお寿司に連れて行くほどの関係性なのだそうです。

　面倒見の良い一面も垣間見えました。打撃不振に悩んでいた宇野真仁朗選手には「バッターボックスで“寝る”くらいリラックスしてみろ。そしたらボールに当たるから」とアドバイス。そこから宇野選手が打ち始めたそうで、「そろそろ止めとけ」と伝えてしまうほどだったそうです。「僕にとっては、心配している後輩ですね」と兄貴分な一面も。ちなみに宇野選手のことを、映画「アベンジャーズ」に登場する最強の敵キャラにちなんで「ウノス」と呼んでいるそうです。

　もちろんライバルの存在も忘れていません。「正直、ライバル視しています」と語ったのは、1歳年上の盛島稜大選手。「自分にないものを持っているタイプなので、なおさら負けたくない」と闘志を燃やしていました。