柳田悠岐との“会話”…明かした負傷箇所 自打球で途中交代、首脳陣が語ったこと

自打球が足に当たった柳田悠岐【写真:イワモトアキト】
自打球が足に当たった柳田悠岐【写真:イワモトアキト】

奈良原ヘッドコーチと村上打撃コーチが語ったのは…

 ソフトバンクは11日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に5-4で勝利した。延長10回に野村勇内野手の1号ソロで、接戦を制した。引き分けを挟んで4連勝としたが、心配なシーンも。6回1死、柳田悠岐外野手が自打球を受けた。3球目が右足に直撃し、その場に倒れ込むと、トレーナーやコーチ陣が駆け寄る。治療のためにベンチに下がっていった。

 なんとかプレーを続行した。5球目もバットを出しファウルとなったが、苦悶の表情を浮かべていた。結果は遊直。一塁に走り出すこともなく、“ケンケン”のような状態も見せていた。足を引きずりながらダグアウトへと姿を消していった。

 8回2死一塁の打席には代打・中村晃外野手が送られ、途中交代。柳田が松葉杖をつきながら球場を後にしたのは、午後8時50分ごろだった。「めっちゃ痛いです」と口にする。箇所について「すねですか」という問いかけに「はい」と返答した。小久保裕紀監督は「ちょっとどうですかね。病院に行っていますけど、明日わかります」とだけ話した。

 柳田は試合前の時点で10試合に出場して打率.313、2本塁打、6打点。8日のオリックス戦(京セラドーム)から、右太もも裏の張りでスタメンを外れていた。この日が4試合ぶりの先発起用で、小久保監督も「走力でいえば半分くらいでしょうけど、出ながら治そうということで」と経緯を明かす。登録抹消も選択肢にあったのか、という問いは「火曜日も行くと言っていたんですけど、そこは我慢した」と否定していた。

 打席に倒れ込んだ柳田に、駆け寄った奈良原浩ヘッドコーチ。「監督が言っている通りです。とりあえず病院に行って判断します。自分も全部を把握しているわけではないので、その判断をあおいでから、考えます」と話した。村上隆行打撃コーチも言葉を交わしたといい「まともに当たっていたので。『まともに当たってたな』というくらいですけど。すねにがっつり当たってたので」と明かした。

 右脇腹痛の栗原陵矢内野手は12日、オリックスとの2軍戦(京セラドーム)で実戦復帰を果たす予定。近藤健介外野手も今月2日に「外側型腰椎椎間板ヘルニアに対する全内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術」を受けた。小久保監督も「与えられたメンバーでいかに戦うか」と、現状を受け止める。一丸になって戦うしかない。

(竹村岳 / Gaku Takemura)