神妙な面持ちで仲間をおもんぱかった。長谷川威展投手が21日、群馬県内の病院でトミー・ジョン手術を受けたことを球団が発表した。復帰までは約1年を要する見込み。そんな長谷川と普段から親交が深い、津森宥紀投手、大津亮介投手、岩井俊介投手が思いを明かした。「ハセらしく」――。
〇津森宥紀投手
――長谷川投手が手術。
「焦っても良くないんで。長谷川らしく元気にまた、1軍の舞台で。でも、ケロッとしてそうなんで」
――野球選手としてのキャリアも心配していた。
「自分で決めたことなんで、ふわっとした長谷川で、しっかり戻ってこいよと言いたいですね。やっぱりトミー・ジョンをするってことは、進化した長谷川なんで。でも練習の面とかでは焦らず、ゆっくり自分のペースで上げて、ちゃんと戻って」
――トミー・ジョン手術後にパワーアップしている人は多い。
「その分強い肘になると思うんですよ。だから焦ることなくしっかり治して、また1軍で活躍できるように。お互いそうですけど、頑張ろうって」
〇大津亮介投手
――長谷川投手から連絡はあった?
「僕は筑後に行った時にハセから直接聞いて、『マジで? そこまで?』って。筋なんですかね。よくわからないですけど元々緩いみたいな話をしていました」
――その話を聞いてどう思った?
「ショックでしたね。寂しいですね……」
――普段から仲良くしている津森軍団。
「そうですよ。去年もずっと仲良くして、可愛がっていたので。去年1年間ともに戦い抜いた近い存在なので、怪我を聞いて余計に自分のことのように寂しいです。あれだけ頑張っていたのに怪我しちゃうと……」
――津森投手は「長谷川らしく戻ってきてほしい」と。
「無事に手術も終わったので、しっかりやってくれたらまた帰ってくれると思うので。信じています!」
〇岩井俊介投手
――長谷川投手の手術をどう知った?
「ツモ(津森)さんからLINEのトークを見せられて『マジで!?』って感じで知りました。悲しいです」
――なかなか会えていない?
「会っていないですね。1回、僕が2軍に投げに行った時に会いました」
――表情は暗かった?
「変わらないです。いつも通りです」
――連絡はした?
「何もしていないです。今からします」
――1年のリハビリ。ご自身に置き換えると?
「昨日、その話したんですよ。誰やったかな、誰かと。トミー・ジョンで、1年くらいできないじゃないですか。そう考えると、大変ですよね」
――岩井投手も大きな怪我の経験はある?
「ないです。ちょこちょこはありますけど、そんな大きいやつはないですね」
――誰とその話をした?
「大山(凌投手)、鍬原(拓也広報)さんだった気がします」
――長谷川投手に、お言葉を届けるなら。
「頑張ってくださいしかないです」
――今しないと、どうしようもないという状態だったみたいです。
「ずっとトミー・ジョンレベルの肘でしたもんね。筋肉でカバーしていたらしいです。筋肉がえぐすぎてカバーできていたらしいんですけど、とうとうきたらしいです」
――去年から言っていた?
「ずっと言っていました。肘やばいって。やばいっていうか、痛くはないんですけど、トミー・ジョンレベルに肘は悪かったって」