中継ぎ配転の4日前 松本晴が見せた笑顔と“意味深な言葉”…明かした「本心」

ウインターリーグで見た「こいつらかっこいいな」
決意を新たにするための笑顔だった。日本ハムとのオープン戦が行われた15日の練習中、松本晴投手に小久保裕紀監督が歩み寄る場面があった。会話の最中には左腕から笑顔がのぞいており、開幕ローテの枠を争う立場として、朗報が伝えられたのではないか――。そんな空気も漂っていた。
練習後、本人に話を聞くと意外な反応が返ってきた。「今は言えないです。ポジティブな話と、ネガティブではないですけど……。どっちもです」。慎重に言葉を選ぶ姿が印象的だった。
“真相”は4日後に明らかとなった。19日に行われた中日とのオープン戦(みずほPayPayドーム)。8回のマウンドに上がったのが松本晴だった。2イニングを投げ4奪三振。力強いピッチングで結果を残した。「あの時の話はこういうこと(中継ぎ転向の話)だったんです」。試合後に晴れやかな表情を見せた左腕。開幕ローテという大きな目標を掲げていた中で、どのように気持ちを切り替えたのか。そこにはオフに受けた刺激があった。
(飯田航平 / Kohei Iida)