「中村晃の会」に潜入 若鷹とベテラン…裏方さんも驚きの組み合わせ「メンバー珍しい」

食事会で笑顔の柳町達(左)と中村晃【写真提供:西田哲朗広報】
食事会で笑顔の柳町達(左)と中村晃【写真提供:西田哲朗広報】

西田哲朗広報から届いた5枚の写真…キャンプ休日で開催された食事会に密着

 鷹フル企画「スマホの写真、1枚ください」。今回、西田哲朗広報が提供してくれたのは中村晃外野手、柳町達外野手、谷川原健太捕手との食事会です。いただいた5枚の写真から、関係性を紐解いていきます。「こういう食事でも一致団結を図ろうと……」。それぞれが受け取ったメッセージ。貴重なキャンプ休日を、どのようにして過ごしたのでしょうか?

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――これはどんな写真ですか?
「晃さんから『行こう』って言われて、僕もメンバーが珍しいなって思ったんですよね。達(柳町)とタニ(谷川原)だったので。僕も人数がいる食事って、話を振るのが役割だと思っているんです。選手のためにお肉を焼いたり、どれだけ年下でも裏方精神を忘れたらいけないと思っています。タクシーの中で、タニに『晃さんとご飯って、行っているイメージないね』って言ったら『そうなんですよ』みたいな」

「『1回、2軍だった時に行ったことあります。福田秀平さんと……』って言うので『えらい昔やな!』って。タニも、久しぶりに食事をするって緊張感あるじゃないですか。そういうのをなくしてあげたいなって思って、話せる環境を作ってあげたいなと」

街中でピースをする谷川原健太【写真提供:西田哲朗広報】
街中でピースをする谷川原健太【写真提供:西田哲朗広報】
カメラ目線の谷川原健太【写真提供:西田哲朗広報】
カメラ目線の谷川原健太【写真提供:西田哲朗広報】

――何を食べましたか?
「焼き肉でしたね。食事中は他愛もない話でした。野球の話をガッツリするわけでもなく。晃さんに『タニ、なんで誘ったんですか』とは聞いていないんですけど。やっぱり今年、キャッチャーがポイントになってくるわけじゃないですか。谷川原に期待をしているんだというメッセージなのかとも思うんですよね。晃さんクラスの方がチームを支えていますし、こういう1回の食事でも、一致団結を図ろうとしているのかなって」

「僕の役目はそういう人が、今回なら晃さんといっぱいお話してもらうこと。裏方としてできる最大限の努力をしたいなと、どんな時でもしたいなって」

――西田広報は、中村晃選手とはよくお食事されているイメージ。だからこそ、後輩2人にはたくさん話してほしかった。
「それはありますね。達も能力は非常に高い選手ですけど、ポジション争いも激しい。でも試合に出たら必ず結果を残すじゃないですか。チームがまとまっていくのは、こういう他愛もない食事で団結力を高めて、本当に大事な時間だとも思います。今宮(健太)も、あんな人見知りと言われている選手も、そういうところを積極的にやっているし(笑)」

――中村選手が「後輩をあまり誘わない」と言っていた記憶がある。今回は、その2人を連れて行ってあげたかったんですかね。
「多分、晃さん自身、誘うの気を使われると思いますね。若い選手は若い選手で予定があったりするので。そんなにガッツリ、自ら話を振っていくタイプではないじゃないですか。今宮もそうですけど、積極的に話すタイプではない。会話の回し役は必要ですよね。お互いに『楽しかった』って記憶が残る時間にしたいですし」

街中を歩く谷川原健太、柳町達と中村晃(左から)【写真提供:西田哲朗広報】
街中を歩く谷川原健太、柳町達と中村晃(左から)【写真提供:西田哲朗広報】
街中を歩く谷川原健太、柳町達と中村晃(左から)【写真提供:西田哲朗広報】
街中を歩く谷川原健太、柳町達と中村晃(左から)【写真提供:西田哲朗広報】

――西田広報も、中村選手や和田毅アドバイザーが誘ってくれるのはありがたいこと。
「ありがたいですね。僕はもう選手じゃなくて裏方なので、自分から誘うことは絶対にしないです。もちろん行けない時もあるんですけど、誘われた時はありがたいし嬉しいです。そういう時も役割を果たしたいなって思いますね」

――今回の食事では、誰が一番食べる?
「谷川原でしたね(笑)。僕が一番量は食べないです。選手って食べるのも資本ですからね。晃さんがお金を払ってくれるわけなので、僕がお腹いっぱい食べてもな、みたいな気持ちもあります。いい時間でしたね。サクッと食べて、サクッと帰って、みんな今日の練習に備えているので」

「この写真、よかったんですよね。なんか『提灯が綺麗やな』って話になって、そこで撮りました。撮った時に晃さんも笑っているし、タニもピースみたいになっていますからね」

(竹村岳 / Gaku Takemura)