ソフトバンクは3日の楽天戦(みずほPayPayドーム)に4-2で勝利した。先発の有原航平投手は7回2失点の好投で14勝目をマーク。日本ハムの伊藤大海投手と勝ち星で並び、タイトル獲得に望みをつないだ。栗原陵矢内野手は2本の二塁打を放ち、シーズン40二塁打で球団記録に並んだ。小久保裕紀監督はシーズン90勝目を挙げ、新人監督の最多勝利数に並ぶなど、メモリアルな一戦となった。試合後に取材対応した小久保監督のコメント全文は以下の通り。
——きょうの勝利で90勝に到達。新人監督の最多勝利数に並んだ。
「優勝が決まってからは別に全部勝つつもりでやってないので。それはあまり気にしていないです」
——明日はシーズン最終戦。先発する大津亮介投手への期待は?
「今シーズンの最終戦ですしね。彼にとってみれば(ポストシーズンの)5番手争いの真っ只中なので。どういうピッチングしてくれるか、すごく注目はしていますね」
——明日、野手陣で試したいことは?
「(2日)連続で柳田が守るんで。足の張り、今日守ってみての張りとか。明日もう1回ヒアリングしながら、何イニングくらい守らせるかをちょっと考えようかなと思いますけどね。そこぐらいです」
——栗原選手がシーズン二塁打の球団記録に並んだ。
「本人が思っている数字じゃないでしょうけどね。まだ(打率).272でしょ。もっと率は残る選手だと思います」
——柳田選手を終盤まで守らせたのは想定通りか。
「本人が4打席っていう話で。でも、3打席目までに結構、(守備で)ライト線(の打球)を追ったりとか、1打席目で一塁から三塁(まで走ったり)とか。2打席目はセンター前ヒットで出塁とか、いろいろあったんですけど。4打席目までいくって自分で言ってきたんで。あんまり心配はなさそうには見えますが、ただ1軍の試合に出ての反動なんで。明日の張りがどうかですね」
——タッチアップの姿などを見ても、本人的には大丈夫そう?
「怖さはないみたいですね。2軍というか、リハビリの方で結構時間をかけながら、焦らずやってきたみたいなので。ちょっと余力がある状態では合流はしてると思うんですけどね」
——有原投手は登板数、投球回もキャリアハイ。1年間、エースとしてローテを守ってくれた。
「ほんま、おっしゃる通りですね。この分業制が確立された時代で180イニング以上、1試合平均7イニングっていうのは、すごい数字だと思いますね」
——尾形崇斗投手がいい場面で結果を出してきている。
「もう優先順位的には杉山(一樹投手)、尾形はすごく上がってきているんで。ただ(ダーウィンゾン)ヘルナンデス(投手)もいるしね。で、9回は(ロベルト)オスナ(投手)がいるので。その辺のピッチャーがしっかりいることによって、彼らはもう少し(登板するイニングは)前倒しにはなりますけど。安定感というか、自信もついてきているようには見えますね」