ソフトバンクは4年ぶりのリーグ優勝に輝きました。歓喜のビールかけを初めて経験した若鷹たち。感想を海野隆司捕手、川瀬晃内野手、佐藤直樹外野手、川村友斗外野手に聞いてみました。「ゴーグル、意味ないっす」。海野選手は、キャラらしからぬ謙遜もしていました。先輩たちにも“無礼講”で接することができるタイミング。柳田悠岐外野手や、今宮健太内野手にも「かけた」後輩は、一体誰だったのでしょう？
――酒を「浴びる」ということが、なかなかないこと。
「浴びたことないので、初めてで楽しかったです」
――誰かにこんなことされた、とかありましたか？
「どの人なのか、やっているとわからないんですよね」
――ちょっと酔っ払っている？
「ちょっとだけですね」
――海野選手のキャラがよく出ていたのでは？
「いや、別にそんなハジけていないですよ……」
○川瀬選手
――ビールかけを振り返って。
「人生2回目だったので。前回は（2018年に）日本一になったときに（出場資格者の）枠に入っただけだったので。誰に（ビールを）かけていいかもわからなくて。試合にも出ていなかったし、輪の中にも入れなかったので。今回は楽しめたかなと」
――前回はお客様みたいな感じがあった？
「はい」
――今回はテレビの取材もたくさんあった。1軍で貢献できたという思いもあったのでは。
「優勝した喜びっていうのを改めて感じられてのビールかけだったので。全然違いましたね、喜びは」
――純粋に楽しかった？
「楽しかったです」
――誰にビールをかけた？
「あまり覚えてないですけど、今宮（健太内野手）さんにはかけましたね」
――お疲れさまでした、と。
「そうですね。ちょうどテレビの取材中でしたね」
――日本一になって、もう一度やりたい。
「もちろん。できたら最高ですね」
○佐藤直選手
――ビールでできた水たまりで平泳ぎしていた。
「アドリブっす」
――思わず楽しくなっちゃう。
「めっちゃ楽しかったっす」
――盛り上げ上手。意識はしてる？
「楽しい場が好きなので。まあ、いつも通りって感じです。あんな感じっす」
――あらためてビールかけの感想は。
「本当にめっちゃ嬉しかったですよ。できるかできないか分からないので……。できてよかったです」
――リーグ優勝は2020年以来だった。
「1年目だったけど、ベンチには入っていなかったです」
――人生初のビールかけだった？
「初っす」
――目に染みた？
「痛かったです」
――その痛みさえ心地よかった？
「いや、痛いっすけど（笑）。でも楽しかったです」
――先輩からもビールをかけられた？
「誰にかけられていたかよく覚えてないです」
――柳田悠岐外野手にもかけていた。
「かけたっす。でもあまり覚えていないですね」
――何度でもやりたい？
「とりあえず1回、1回でも経験できてよかったっす」
○川村選手
――ビールかけ、どうでしたか？
「楽しかったです」
――何がそんなに楽しいんですか？
「ごちゃごちゃ、わちゃわちゃ、ごちゃごちゃわちゃわちゃ、ほろ酔い」
――川村選手は結構お酒飲まれるみたいですね。
「飲む時は飲みます」
――目が痛いとか、匂いが取れないとか、感想はいかがですか？
「ゴーグル、意味ないっすね。目が痛くて、髪もギシギシ。次の日の朝もビール臭い。やばいっす。マジでビール臭いっす。楽しかったですけどね」
――誰かにこんなことされた、とかありましたか？
「先輩方にはみんなかけました。ごちゃごちゃすぎて覚えていないですけど」
――やっぱりちょっと酔っ払っているもの？
「ほろ酔いですし、ああいう場なので、こういう（両手で瓶ビールをどんどん飲むジェスチャー）」
――終わってすぐにシャワーを浴びた？
「ちょっと余韻に浸って、スマホを見て、あとは寒かったのでシャワーを浴びましたね。髪がギシギシでコンディショナーも2回使って、湯船に浸かって、取材があったので、それを受けてきました」
――全部が片付いた後、部屋に1人でいると寂しかったのでは？
「すぐ寝ました（笑）」
――余韻はどうでしたか？
「いろんな人から連絡をもらっていたので、友達には返しました。（午前）2時くらいに。先輩だとか、指導者、コーチの人には次の日に返信しました」
――優勝したことを実感したのでは？
「僕は全然試合に出ていなかったので、優勝したのは嬉しかったんですけど、まだまだ試合に出ていかないと。優勝したからといって、変わることはないと思います」
――昨シーズンは2軍でウエスタン・リーグの優勝にも貢献したが、少し違いはありましたか？
「優勝って、嬉しいし楽しいです。そういう意味では同じかもしれません」
