1か月ぶり先発で8回無失点 大津亮介に「今年一番のピッチング」…小久保監督が絶賛

オリックス戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
オリックス戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

ソフトバンクが延長12回の熱戦制し5連勝…6投手が無失点リレー

 ソフトバンクは15日、京セラドームでのオリックス戦に3-0で勝利し、連勝を「5」に伸ばした。両チーム無得点で迎えた延長12回に栗原陵矢内野手の適時打で均衡を破ると、山川穂高内野手にもタイムリーが生まれて3点を奪った。1か月ぶりの先発となった大津亮介投手が8回無失点の好投。6番手で登板した岩井俊介投手がプロ初セーブをマークした。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は次の通り。

――どっちに転んでもおかしくない試合だった。
「そこはもう、はい。大津がよく投げましたね。宮城相手であのピッチングじゃ、なかなか点は取れないなという中でゼロできたんでね。今年一番くらいのピッチングだったんで。あとは若いピッチャーがね。ミスもありましたけど、優勝争いをしている中での試合で、自信になる登板だったんじゃないですかね。」

――延長11回に登板した尾形崇斗投手が好リリーフ。
「あの回、頭からいくか迷っていて。あそこはセデーニョからいくというのは決めていたんですけどね。頭から行くかどうかで迷っていたところがあったんですけど」

――大津投手はポストシーズンに向けて先発5人目の枠に入ってくる。
「5人目の枠は今、何人かで争っているので。きょうのようなピッチングをしてくれたら当然、候補の上位には来ますね」

――11回に周東佑京内野手がけん制アウト。らしくないプレーが出た。
「まあまあ、あれもいろいろとあるので。まあまあ、別に。ピッチャーがよく頑張った試合です」

――栗原選手が決めた。
「そうですね。さっきも言ったように、あと1本がどっちに出るかっていう試合だったので、最後の最後にこっちに出たということですね。今日は本当に若いピッチャーがよく頑張ってくれたんじゃないですか」

――岩井投手もセーブシチュエーションで好投。
「3点あったので、少し気は楽だったかもしれないですけど。プロ入り初セーブですかね。で、(中村)晃(外野手)が1500試合出場。いい試合になってよかったです」

(竹村岳 / Gaku Takemura)