柳町達が思わず「本当にズルいっす」 プロ初3番で今季3号も…山川穂高に向けた“本音”
左臀部の違和感で欠場した栗原に代わって3番に入った柳町が2安打3打点の躍動
自身のアーチをかすませるかのような主砲の暴れっぷりだった。15日の西武戦(ベルーナドーム)で左翼席への放物線を3度も描いたのは山川穂高内野手。キャリア初の3番に座った柳町達外野手が口にしたのは“ジェラシー”だった。
柳田悠岐外野手の離脱後、全試合で3番を任されていた栗原陵矢内野手が左臀部の違和感でスタメンを外れた。“今季3代目”の3番打者として代役を任されたのが柳町だった。首脳陣の起用に応えるように、初回は四球を選んで山川の2ランをアシスト。3回無死一塁では自身もバックスクリーン右に3号2ランを叩き込んだ。7回の適時二塁打を含めて2安打3打点の活躍だった。
「山川さんが後ろにいたので、つなぐ意識で打席に入った結果がホームランになったのかなと思います。『とにかく入ってくれー』と祈っていました」。昨季まで通算1本塁打だったが、今季はこれで3本目。課題だった長打力不足を解消しつつある27歳だが、山川の打撃に話題が移ると、思わず“本音”が漏れた。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)