ソフトバンクは12日の楽天戦(みずほPayPayドーム)に14-4で勝利した。初回、山川穂高内野手の先制打をきっかけに一挙3点を奪うと、打線はその後も攻撃の手を緩めることなく、18安打を重ねた。山川は7回にも自己最長タイの4試合連続本塁打となる23号ソロを放つなど、4安打4打点の大暴れ。大量の援護を受けた先発の大関友久投手は7回途中4失点ながらも、今季7勝目を挙げた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
——大関投手は7回途中まで130球と良く投げた。
「9連戦の中で、明日からもまだ6試合残っているので。7回まで球数がちょっと多かったんですけど、いってもらって。点差がある中で難しい投球だったんですけど、しっかりと7回までいってくれたと思いますね」
——大量リードの中、津森宥紀投手は連投となった。
「すぐ昨日の(1死も取れず2失点した登板)を払拭してもらおうと思って。今日は昨日と全然違って、ちょっと安心しましたね。彼はやっぱりここまでの戦いで貴重な役割を担ってくれていたので、早くそのポジション(勝ちパターン)に戻すためにも、今日は早めに登板させたかったので。今日の腕の振りなら、早い段階で同じポジションに戻れるかなと思います」
——9連戦最初のカードを勝ち越した。
「ちょっとベルーナドームが暑いというのが予想されるので。そこで誰をうまく休ませるかを考えながらスタメンを組んでいますので。疲労をなるべく蓄積させないような選手の起用をしたいと思います」
——今宮健太内野手は4安打と打ちまくった。
「皆さんよく打ちました」
——4試合連続本塁打というのは小久保監督も現役時代に2度経験がある。
「俺やってんの? 記憶になかったです」
——山川選手が並んだ形。
「いやいや。どんどん伸ばしてください」
——栗原陵矢内野手が左膝に自打球を当てた。
「腫れなければいいなと思いますね。今から飛行機に乗るので、気圧の関係もあって。それも見越して一応、川瀬をサードに入れて練習させましたので。明日決めます」
——中村晃外野手が背中痛で登録を抹消された。
「(治るまでは)10日かからないと思いますよ。10日で一応戻す予定にはしているんで。僕もよくやった“ぎっくり背中”みたいなやつです。よくあることなので。筋肉ではないです」
——三浦瑞樹投手がプロ初登板となった。
「緊張した中でも四球を出さずね。しっかり投げきったと思います。まずゼロで抑えられたのが本人もホッとしているでしょうしね。一応、初登板なので。あの点差ならファーストは(一塁べースから)離すんですけど。ついとけって言っときました」